桃井かおりの若いこだま 1978年6月5日「ゲスト 甲斐よしひろ」 |
桃井 あのー、声もらったのね。 甲斐 はい。 桃井 今、木曜日、金曜日ですか? 甲斐 これ、いつ、急に始まるのか。全然わかんないのね(笑)。 桃井 怖い番組でしょ。 甲斐 怖い番組ね、うん。 桃井 ね、あたし、ロレツまわんなくて、ひどいのよね。DJとしては、不向きよね。役者としても不向きだけど。ファンレターがひどいのよ。ののしったようなファンレターが来る(笑)。何曜日なんですか?やってるの、今。 甲斐 えーっと、金曜日にやってます。 桃井 どう言う感じなの?うちみたいに、あぐらかいて、ビール片手に、そう言うんじゃないでしょ? 甲斐 俺は、あのー、何かこう非常に、フリートーキングじゃないと、全然できない人で、自分の事ばっかし言う訳。 桃井 ああ、本当に。 甲斐 うん。 桃井 自分の事。ああ、そう。うん。 甲斐 だから、あんまり、あれよ。あの、人生どうのって言う話になると、きついじゃない。 桃井 うん。この間ね、あのー、声もらったでしょ。テープでね。それで、あのー、海ちゃんどうとかって言うの。ねえ、聞いて下さってればわかるんですが。 甲斐・桃井 (笑)。 桃井 誰も聞いてなくてわかんなかたりして。いや、その時にね、湊さん、あの、ディレクターの人ね。あの、この人が、独身なの?ってこうやって聞いたのよ。そしたら、OKマーク出してさ。じゃ、いっちょ、ひとつ、噂になるかって言ったら、違う人と噂になったんですか?聞け聞けと書いてありますが。 甲斐 悪い・・・本当にもう(笑)。 桃井 最近、週刊誌載ったの? 甲斐 みたい。 桃井 女の噂で? 甲斐 うん。そう。 桃井 本当に?どう言う人と? 甲斐 いいよ〜。やめようよ〜。この前も別の話でって聞かれたんだよ、俺。 桃井 そうよ。そう言うものよ。あたし、前の時なんてさ。 甲斐 いつも答える訳? 桃井 文学の話、芸術の話だって言うんで行くとさ、だいがい、男の話だったもんですよ。芸能人ってつらいでしょ? 甲斐 そうですね。 桃井 ね。 甲斐 住んでる、住んでないと言う、その辺の話で。 桃井 ああ、そう。 甲斐 ええ。 桃井 そうね。今、独り身だと、ちょっと問題ある所もありますけどね。 甲斐 でも、独身よ。 桃井 本当?籍、入れてないの? 甲斐 (爆) 桃井 1曲目行きましょうか。「そばかすの天使」? 甲斐 はい(笑)。 ♪「そばかすの天使」 |
甲斐 えー、俺がリード取れと言う感じなので。いろいろ、あのー、きっと聞かなくちゃいけないと思うんだ。 桃井 うん。 甲斐 本当、いつもさあ、いつも、あれなの?こう、わりと思った事は結構ポロっとは言う訳? 桃井 この番組で? 甲斐 うん。 桃井 ポロっと言ってる。ただねぇ、こう。 甲斐 でも、全部言うのはね、つらいもんね。 桃井 締まりがないのよね、あたし。しゃべり方に。 甲斐 (笑)。 桃井 だからさ、なんかこう、箱作って貰わないと、ちょっとね。ダラダラしてね。 甲斐 うん。もう、とりとめなし。 桃井 そう。 甲斐 ナッシュビルにねぇ、んと、ソロLPの録音で、1月の9日から25日まで行ってたの。その時にさ、あの、LPを20枚ぐらい持っていったのね。あの、アレンジがあってね。こんなふうにして、こうやって下さいって、あの、聴かせるレコード、いる訳よ。それで、19枚はね、外国のでさ、日本の1枚持って行ったのね、これは、非常にあれよ。あなたのレコードなの。 桃井 (笑)怖い話、本当に? 甲斐 本当に。それでね、「蜃気楼のように」とさ、3曲目の曲あるじゃない? 桃井 うん。何だろ。 甲斐 何だっけ。続けて入ってんの。 桃井 順番が覚えてない。 甲斐 (笑)ああ、そうなの?何で。出来上がった・・・(笑)。 桃井 後で3曲目かけて(笑)。 甲斐 出来上がったレコードって、全然聴かない? 桃井 聴く。あたし、もうねえ。 甲斐 すごいマスターベーションの人? 桃井 もう、すごかった。 甲斐 吉田拓郎みたいな人。 桃井 もうね、違うのよ。何て言うの?こう、作業としてあんまりねぇ。神経質になんなかったのよ。1枚目。だからねぇ、聴いてからね、無邪気に笑ってたね。人ごとみたいだったもん。 甲斐 本当に。 桃井 でも、2枚目、この間作ってたのね。もうね、すごかった。ピリピリしちゃって、わがまま病になってさ。 甲斐 ああ、そう。 桃井 うん。 甲斐 喧嘩するんだよね?話がピンピン入って来てる。俺んとこに。 桃井 そうそう。あたし結構さ、喧嘩っぱやいのよね。だから、ここ、湊さんね、この湊さん、花盛りの番組、いや、この番組のディレクター。この番組やるきっかけになったのはさ、NHKのさ、ディレクター同士で結婚するってので、あたしも世話になってるしさ行ったのよ。そしたら、あのー、長谷川和彦とかみんな来てて。 甲斐 ゴジ? 桃井 そうそう、ゴジ。ゴジとちょっと喧嘩してたのね。仲裁に入ったのが、このディレクターでさ(笑)。あたしが喧嘩しちゃったのよ。あなた、関係ないでしょって言うのでこだわっちゃって。 甲斐 (笑)(机をバンと叩く)今の目がいいね。今の目(笑)。 桃井 あなた関係ないでしょって。あなた何やってんの?NHKのディレクターです。って、あんたの番組、絶対出ないわよって言って、出ちゃうのよね(笑)。ダメよ、タレントは(笑)。 甲斐 気に入ってたみたいよ。だけど、その後すごい。 桃井 そうそう。 甲斐 それで、1人でずっとあのー、関係ないですけど、聴いてたんですよ。急に外国の話、また戻っていい? 桃井 いいわよ。ごめんね。かおりのLP持っていってくれたの。本当に? 甲斐 そう。A面はとってもいいみたいよ。ナッシュビルのアメリカの風土にピッタシ合ってたよ。 桃井 本当に? 甲斐 本当に。 桃井 あ、そうか。ナッシュビルの女だったんだ、あたし。どうも日本に合わないなと言う気がね、すごくしてたのよね(笑)。それ、何か疲れるのよね、日本にいると。めちゃくちゃ(笑)。初対面と思えない会話ね。 甲斐 (笑)甲斐バンド、「裏切りの街角」。 桃井 かけますか、これ。 甲斐 ええ。かけろって、今サインが出た。 桃井 してみて。 ♪「裏切りの街角」甲斐バンド |
桃井 でも、本当、歌ねぇ、すごいコンプレックスあったのよ。役者ってほら、宴会があるじゃない。ドラマ終わると。 甲斐 あるの? 桃井 打ち上げみたいなのあるのよ。で、みんなでさ、スポンサーに負けないタレントになろうとか言って、みんなでやるのよね。ずーっとさ、たいがい1曲ぐらい、みんな歌うのよ。そう言う時、あたし、歌も歌えないし、挨拶もできないしさ。本当にゴミみたいな扱われ方よ。 甲斐 ゴミ(笑)。 桃井 レコード出したでしょ。レコードで聴いて下さいとか言ったりしてね(笑)。 甲斐 宴会で? 桃井 そうそう。思ったりしてたのよ。で、すごく楽しくてさ、2枚目なんか。ムキになってやってたけどね。 甲斐 うーん。2枚目って言うとさ、欲が出てくるでしょ。ちょっと違う? 桃井 うーん。欲って言うのはまた違う。好き嫌いとか、やってる感じが少しつかめる所はあるのね。何でここに来なきゃいけないんだろうって思ってたもんね。1枚目の時は。 甲斐 ああ、そう。 桃井 みんながしたいから行ってあげるって意識が強かったから。今度はね。 甲斐 まわりの期待に添って? 桃井 うん。ちょっとほろ酔い加減で行きたいって感じがしたからね。 甲斐 うん。 桃井 向こうに行ったって言うのは、レコーディングで行ったんでしょう? 甲斐 レコーディングで。 桃井 向こうでレコーディングするといいの? 甲斐 そんな事ない。おんなじだよ。変わんないよ。 桃井 なんで。ちょっと遊びみたいな事で? 甲斐 いや、じゃなくてね、日本のミュージシャンって、今さ、悪い言い方じゃなくてね、決まってる訳。だいたい。ギターだったら高中正義とかさ、ベース後藤次利とかさ、ほとんどこう、10人ぐらいしかいない人がさ、みんなやってる訳よ。すごい忙しかったり。 桃井 あっち行ったりこっち行ったり? 甲斐 うん。バックね。ほとんど同じ音だったりするのね。 桃井 あー、そうか。 甲斐 そう言うのって、ちょっとつらいじゃない。 桃井 向こう行くと、いいミュージシャンがいるの?やっぱし。 甲斐 うーん。やっぱりうまいよ、すごい。プレスリーのバックとかさ、ニール・ヤングのバックとか、ディランのバックとかばっかり集めたから。 桃井 本当に? 甲斐 うん。 桃井 そう言うの、ギャラが高いとか、そう言う事はないの? 甲斐 ギャラは高いよ、きっと。 桃井 本当に。そう言うの、レコード会社、出してくれたりするの? 甲斐・桃井 (笑)。 甲斐 資金繰り、すごいうまい人だから。 桃井 ああ、そう。 甲斐 うん。 桃井 で、作ったの、それいつ出んの? 甲斐 もう出たの。5月の21日。で、1回さ、その発売日に、発売日の前かな?ゴールデン街に持って行ったのね。 桃井 うんうん。 甲斐 ちょっと、たまたま持ってた訳よ。そしたらさ、自分の曲を始めてかけて、酒飲んだの。いいのねー。 桃井 気持ちよかった? 甲斐 初めて、気持ちいいと思った。 桃井 人、いる所で? 甲斐 人が3人ぐらい、いてさ。 桃井 あ、本当。 甲斐 自分のって、自分の部屋で聴く訳?レコード。 桃井 そう。人、いると止めちゃうもん。私。 甲斐 人がいてさー、いいよ(笑)。 桃井 本当。 甲斐 本当に。 桃井 この間さ、今、生田スタジオって所、行ってんだけどさ、遠いのよね。遠いのよ。1時間半かかんのよ。 甲斐 (笑)生田スタジオってどこだっけ。 桃井 渋谷からね、1時間ぐらいかかんの。その間さ、後ろに人乗ってけてさ、あの出来たテープさ、新しい曲、テープにカセットに入れてもらって、それカチャって入れながらさ、走ってたの。そしたら、”酔いがさめてきてしらけたなー”って言ったんだけどさ、こっちは曲が流れてるからさ、しらけたなーって言われたような気がして、ドキーっとしたのね。あれからもう絶対ダメになっちゃって。やっぱり人前でかけんのちょっとつらいね。 甲斐 あ、そう。でもさ。 桃井 でもほら、街でさー、いいなーあの歌とか、囁かれたいのよ。それはすごくあるの。 甲斐 レコード屋の前に偶然歩いててさ、自分の曲が流れててさ。 桃井 そう言うのすごくいい。 甲斐 足、停めるにはさぁ、恥ずかしい訳よね。 桃井 そうそう。 甲斐 だから、なるだけ歩調ゆっくりおとしてさ。 桃井 3歩くらい通過して。 甲斐 2歩ぐらい戻る感じで。 桃井 そう言うのすごくいい。 甲斐 それで、こう行ったらさ、レコード屋の店員の人がさ、またかける訳。ちょうど終わりかけで、またかけるのよ。同じ曲。僕の。そう言うのいいねー。思わず抱きしめたくなるもん。その店員を(笑)。 桃井 (笑)。 甲斐 実は僕です、とかさ。 桃井 本当に? 甲斐 言いたい衝動に駆られるね。 桃井 これ、かける?3曲目。 甲斐 いや、あれ、あっち行こうよ。 桃井 何? 甲斐 ね。かおりさんの。こればっかり聴いてたの。「蜃気楼のように」 ♪「蜃気楼のように」桃井かおり |
桃井 かおりの恋文コーナー。今夜は引き続き、甲斐さんとお話しちゃいましょうね。 |
桃井 本名なの?この名前。 甲斐 うん。 桃井 本当に? 甲斐 生まれつきスターよ。 桃井 (笑)生まれつきスターね。どう言う映画が好きなの? 甲斐 映画? 桃井 うん。映画少年。 甲斐 最初はゴダールだったのね。 桃井 ああ、そう。 甲斐 でも、本当の最初はさぁ、やっぱり日本映画よね。 桃井 うん。どう言うの? 甲斐 ちっちゃい頃、東映の時代劇。 桃井 ああ、やっぱし。最後、”んん、ははは”なんて、かえるになったりして、雲の上で飛んだりするやつね。 甲斐 うん。あの、奉行所の人がさ、走るとみんなが拍手するのね。映画館で。 桃井 ああ、そう。 甲斐 御用のちょうちんで、わあーっと。知らない?20人ぐらい走ってくと(パチパチ拍手する甲斐さん)って。 桃井 京都って感じのやつね。 甲斐 そう。でも、あんなのはあんまり、そんなにつまんなかったんだよね。 桃井 最近も観てる?映画。 甲斐 最近は、そう。まあ、そんなに多くはないけどね。でね、あの、それでさ、この前、恋文コーナーかなんかでさ、声、送ったじゃない? 桃井 うん。 甲斐 それで、田中絹代の話したじゃない。あの、一番最初に子供心にさ、すごい印象に残ったのはさ、楢山節公ってあったのね。姥捨て山の話で。 桃井 ああ、そう。 甲斐 田中絹代さんの主演のやつで。それでさ、その田中絹代がおばあちゃん役でさ、あの、結局、食いぶち減らす為に、自分が死ぬって言う訳。でもさ、歯とか全部丈夫なのね、ほとんど。それで、石でガーっとつぶすシーンがある訳。自分の歯を、隠れて、家のやつに、隠れてね。そのシーンの為にさ、総入れ歯にしたんだってさ、あの人。結構若いじゃない?その頃。 桃井 田中さんってね、やっぱり、かなり根性ある人なのよね。捨て身でさ。 甲斐 それでさ、その時に、画面、日本で、最初で言うカラーだったの、その映画。だから、口の中から血が、真っ赤な血が出てくるのね。うわーって。あれ、もういまだにかなり歌に影響してるもんね。あのシーン。 桃井 ああ、そう。強烈だった? 甲斐 強烈だった。それはさ、あの、ドラキュラのなんかのさ、歯茎に血がポっとついてるのとは全く異質なもんなのよね。もっとこう、夢じゃなくて、自分よりのさ、暮らしの所で、血な訳よ。赤い。あれがもう、映画観るのも、ほとんどあの辺がもう、斬新に残ってんじゃない?なんかこう、非常に。 桃井 映画に出たりはしてないの?全然。 甲斐 うん。出てない。 桃井 本当。あの、ちょっとやってみたいとは思う?やってみてもいいとは思う? 甲斐 思う。 桃井 ね。 甲斐 浜田光夫とさ、吉永小百合のさ、泥だらけの純情っての、ものすごく好きだったのね。 桃井 (笑)本当に? 甲斐 (笑)ものすごい好きな人なのね。 桃井 (笑)ヤバイな。本当? 甲斐 本当。それでさ、チンピラって言うのがものすごく好きな訳よ。浜田光夫ってすごいじゃない。あの頃。 桃井 ああ、そう。あたし、また全然知らないな。 甲斐 それでさ、銀座をさ、わーっとポケット、手つっこんで歩いてさ、こう、人の肩にボンっとぶつかる訳。普通、ボーンとぶつかったら、止まるぐらいじゃない?あの人って違う訳よ。くるっと回る訳ね。”気を付けろよ、お前”って言うね。あれがすごい素敵でね。ああ言う人になろうと思って。 桃井 そう言うの好きだと、役がそう言うの来ないんだよね。きっと。 甲斐 (笑)ああ、おかしい。 桃井 あたしなんかさ、内藤洋子のさ、伊豆の踊り子観ててさ、”学生さん、活動写真に連れてってくださいましね”。あのトーンに憧れてさ、映画女優になるんだと、まあ、伊豆の踊り子はこのあいだ内藤さんやったから・・・と思ってさ、そしたら、全然、不良少女から出ちゃったのね。やっぱし。全然違う、本当はあたしはああ言うさ、なんてね。 甲斐 ああ言うトーンなのか。 桃井 そうそう。”学生さん、活動写真に連れてってくださいましね”。あれをやりたかったのよね。 甲斐 でもさ、内藤洋子の白馬のルンナって言うトーンじゃないんでしょ? 桃井 (笑)あそこまでは冗談じゃないとね、やれないって所あるけどね。でも、あれも好きだったね。あの、なんとなくラジオから流れるとね、安心したりしたけどね。 甲斐 外国映画ってすごい観てた? 桃井 あたし、こう言う仕事やってるわりには、観てない方なんじゃないかな。 甲斐 そんな気がするよ。だけどね。 桃井 そう? 甲斐 映画に非常に執着してるって言うんじゃなくて・・あつっ。(タバコの火が熱かったようです) 桃井 大丈夫?(笑) 甲斐 うん。自分に執着って感じがするもん。 桃井 ああ、そう。あたし、自己弁護に長けちゃうみたいな所があんのよね。 甲斐 あるある。 桃井 だからやっぱり、映画出てさ、こう、振ってった男にさ、”こんないい女なのに残念でした”とかさ(笑)。そう言うトーンでさ、なんか感じがね、強いのね。 甲斐 (笑)。 桃井 うん。 甲斐 だけど、わーっとなんか本音で演技しちゃってさ、で、はっと半歩譲っちゃう、なんか昔よくそんな感じがしてたよ。観てて、映画。 桃井 うん。昔の方が、ちょっとやっぱし強烈にやってた分だけ嘘ついてたみたいな所はあるからね。 甲斐 うん。やっぱりあの、カメさん(?)とか観るとさ、うまいなって言う感じがするね。 桃井 ああ、そう。 甲斐 かえって、ああ言うのがね。 桃井 あ、本当・・・。何か流れてきたみたい(笑)。 甲斐 ソビエトのディスコで流行ってたと言う(笑)。 桃井 そうそう。あたしが行った時ね。ちょうどこれで、みんなでゴーゴー踊ったのよ。「恋のバカンス」。 ♪「恋のバカンス」甲斐よしひろ |
甲斐 僕はあのー、最初の・・・金曜日やってる訳。つまり。 桃井 うん。 甲斐 一番最初の放送が、4月7日だったのね。で、今聞いたら、1日違いなのね。 桃井 誕生日がねー。 甲斐 いやらしいねー。 桃井 7日、8日よ。 甲斐 俺が7日で、8日なんでしょ? 桃井 ねぇー。 甲斐 信じられない。 桃井 ねぇー。 甲斐 牡羊座ってさ、恨まれるのよねー、敵がたくさんいて。 桃井 そうなの? 甲斐 思わない?なんか。 桃井 芸術家、多いとか、そう言うの、決めちゃわない?こっちで(笑)。 甲斐 (笑)。 桃井 ねえ、キャッチフレーズ。 甲斐 キャッチフレーズ(笑)。 桃井 芸術家の牡羊座とかさ、そう言うふうにさ。優しいから、損をする牡羊座とかさ。 甲斐 そうそう。 桃井 これね、若いこだまね、手紙の数がさ、二人であらそってんのよ。 甲斐 あ、うれ・・本当に? 桃井 知ってる?それ。 甲斐 知らない(笑)。牡羊座って親しまれるのね。 桃井 (笑)愛される牡羊座。 甲斐 (笑)慕われるみたい。 桃井 ね。 甲斐 憎めないんじゃない?言うんだけど。 桃井 そうね。 甲斐 自分で決めちゃおう。みんな。なかなか憎めない牡羊座。 桃井 なかなか憎めない(笑)。決まったわね。今週も(笑)。曲をかけるのよ。 甲斐 あ、あのー、あれなの?(笑) 桃井 なんなの? 甲斐 新しいLP作ったんだ、きっと。 桃井 うん。KAORI”2”って、本当は、”チュ”ってのにしたかったんだけどね。チューとツの間ってのはね、なくてさ。 甲斐 そこで、KAORIチューにすると、やっぱり嫌われるみたい。 桃井 嫌われるでしょ。新しいLPの中から「いやな事言われたの」。まともでしょ?あたしも。 ♪「いやな事言われたの」桃井かおり |
桃井 甲斐さんって、すごいのね。部屋中、灰をちらかしながら喋るのね。すごくなんか今日は部屋が汚れたわ(笑)。 甲斐 ユニークで(笑)。 桃井 どうもありがとね。 甲斐 はい。 桃井 今度、あのー、金曜日でしょ? 甲斐 うん。僕のあのー。 桃井 呼んでもいいのよ。行っても。 甲斐 (笑)。 桃井 呼ばせて。呼ばられて。 甲斐 (笑)来て下さいよ。 桃井 うん。 甲斐 ね。 桃井 今日、本当にどうもありがとう。 甲斐 いえ、とんでもありません。 桃井 今後、あのー、放送なしで、わっとね。一杯飲みたいですね。 甲斐 話、足りないですよ。僕は、非常に。 桃井 ねえ。 甲斐 思い出がやっぱりあると、けっこうつらいみたいね。会っちゃうと。 桃井 そう? 甲斐 でも、今日はすごく楽でしたけどね。何言ってるか全然わかりませんね。 桃井 今度またゆっくり、本当に。 甲斐 はい。 桃井 うん。やっぱりゲストが来てくれると、すごくいいね。えーっと、そうね。あの人の歌の声がね、すごくあの好きなのよね。会ってみて、いい男みたいよ。よさそう。おいしそうでした(笑)。 |
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