「PLATINAM LIVE 2012」 

4月28日(土) 新国立劇場(中劇場)


キーボード:上綱克彦 チェロ:結城貴弘

          演奏曲

 ちんぴら*
 ブライトン・ロック*
 デッド・ライン*
 マッスル*
 冷血(コールド・ブラッド)**
 安奈**
 裏切りの街角**
 
翼あるもの**
 
アップルパイ*
 
贈る言葉**
 
青い瞳のステラ、1962年夏・・・**
 嵐の季節*
 風の中の火のように*
 漂泊者(アウトロー)*
 
ポップコーンをほおばって*
 
アンコール
 テレフォン・ノイローゼ*
 地下室のメロディー***
 破れたハートを売り物に***
 
アンコール
 HERO*
 LADY***

*
甲斐よしひろ
*
上綱克彦
*
結城貴弘

 新国立劇場は初めての場所。
中に入ると、天井が高く、段差(傾斜)が大きく、どこにいてもステージがよく見えそうな感じ。
今回の席は真ん中よりちょっとだけ右。
甲斐さんの顔を斜めから見られる、最高の位置。
 ステージは先日まで行っていたツアーと全く同じで、上から電気が吊るされ、左右にはライト。
真ん中に椅子とテーブル。
テーブルの上には、水とステンレスのマグボトル(おそらくお酒)、ハーモニカ(ホルダーにセットされている)。
♪カラ〜ンコロ〜ンと鐘の音?もしかして・・。
開演のアナウンス。
そうか、いつも聞きなれてるベルじゃなくて、劇場だから鐘なのね。
会場に流れていた曲は全く覚えていないが、MEETSの時と同じだと思う。

「ドクンドクン・・・」中野と同じ、2CHELLOSの「スムース・クリミナル」。 
中野ではまったりし過ぎて怒られたので、今日は最初から盛り上がるよ〜と言う気持ちでいたら、会場の歓声と手拍子がものすごく、みんなもすでに立っている!みんな、やるね〜!
中野では上から吊るされてた電球が、すーっと上がって行ったけど、同じように上がったか、客電がいつ消えたのも全く覚えていないくらいのわくわく感。
そんな中、出てきた甲斐さんも、客席の反応に、ものすごい嬉しそうだった。
甲斐さんの衣装、上下いつものスーツに、中はタートルネック。
首に太いマフラー巻いてるみたいな感じのタートルで、ちょっと暑そう。
 「ちんぴら」「ブライトン・ロック」「
デッド・ライン」「マッスル」「冷血(コールドブラッド)」。ここまで、MEETSの時と同じ流れ。
1曲目、いい気分で始まったはずが、一瞬曇った顔をした。
音が出てないような時があったと後で言っていた。(それだけ客席がヒートアップしてたって事か?本当に出てなかったのか?)
「手がすべる」と言っていた。やっぱり暑いんだ。珍しく甲斐さん汗だくでした。
甲斐さんの弾き語り、やっぱりいい!迫力あるし。
 プラチナライブとは、プラチナ世代に向けたライブって事らしい。そんな意味があったとは全然知らなかった。何も考えてなかった(^_^;)
 「プラチナライブの初日って事で、何でも初日と最後が好き、自分と別の日に出る夏木マリさんはシルバー世代」って言ってた。夏木さんの名前を出さなくても(^_^;)
ライブ前に囲み取材があったそうだ。(翌日、ネットで見れました)
「劇場だけに激情にかられて・・・」うまいっ!(そのネットニュースで同じ事言ってた)
嘉穂劇場でもやった曲と同じ曲、さらに違う新しい事をするので、失敗したら帰ると言ってた(^_^;)

 ここから流れがちょっと変わった。
チェロを持った背の高い若者が登場!誰?誰?誰?とザワザワザワ・・・。
 チェロから始まった「安奈」。これがとっても素晴らしくて、トリハダが立ちました。
しかも、チェロの彼、気持ちよさそうに、楽しそうに弾いている。
1番が終わった後、会場からは大拍手と大歓声。
私はいつもなら歌の間には絶対拍手せず最後まで聞いてから拍手するけど、あまりの感動に思わず拍手してしまった。感動して。
歌い終わって、チェロのゆうきくんを紹介。(最初は「ゆうき」としか言わなかったので、名前かと思った)
「間に拍手があっておかしい」と甲斐さんが笑った。歌う前に失敗したら帰るとか言ったので、ハードル低くなったと。
私たちの素直な気持ちが出たんだもん。仕方ないよね〜。
そのチェロのゆうきくん、何とも言えない優しい笑顔の青年で、しかも今時の若者って感じでどっしりしてる。(悪く言うとヘラヘラしてる)
甲斐さんが振り返り、「ゆうき、大丈夫?」と声をかけると、「ふぇ〜い」ってな感じの返事。大物だー。
甲斐さんと仲良しなの?いつから?そんな話、ラジオで聞いた事がないから、頭の中が???って感じで不思議だった。
 「裏切りの街角」「翼あるもの」。チェロが入るだけで全く違う感じになるんだな〜。すごく素敵でした。
ここでゆうきくんが下がる。

 再び甲斐さん一人。そして歌ったのは「アップルパイ」!
実はこの曲と次の曲、嘉穂劇場の曲目をアップしてる人がいて、事前に見てしまった(T_T)
カイサーフのねたばれじゃない方のBBSにも書かれていて、そこはセーフで見なかったのに。
そして、甲斐さんもセイヤングで歌うと言ってしまった・・・(T_T)
当日、びっくりしたかったのに。
準備してる時、ハーモニカホルダーに縦方向にふえみたいなもの(カズー)を取り付けていたので、もしかしてアップルパイ?と予想もできてしまった。
友達は縦にくっついてるカズーを見て、間違って縦にハーモニカを取り付けちゃったのかと思ったと笑ってた。いくら甲斐さんでもそれはないよね〜(*^_^*)
止まらぬ拍手でした。
アップルパイを歌う甲斐さん、声まで若くなったように聞こえたから不思議。
かわいかった〜。そして楽しかった〜。
「普通のカズーよりちょっと大きい。キングカズー・・・」。ダジャレかよ〜!
本当に大きいのかと一瞬信用しちゃったじゃないかーーーー。
アップルバイはもう一生やらないと言ってた。嘉穂劇場だから、今日は流れでやっただけだと。
♪僕の好きなアップルパイ・・・って歌ってて、本当かよ〜って思うって。
理性を捨てないと歌えない。昔、好きだったのかな〜とか言ってたと思う。(違うかも知れない)

 そしてここで、上綱さん登場!!全然変わらない上綱さん〜!!
贈る言葉」。まさかまさかの曲だよね。(歌うって知ってたけど)
でも、まさか、大橋トリオっぽくやるとは思わず(セイヤングでもかけた)元歌とは全然違う曲になっていたので、ちょっとびっくり。
贈る言葉なんて、きっと会場では大爆笑になるんだろうと勝手に思っていた私でしたが、上綱さんのピアノが素敵過ぎて、笑える所は「甲斐さん、歌詞カード見過ぎ!」って事くらいでした。
友達は、「私たちの方が歌えるよね」って言ってた。本当、歌詞見なくても歌えるよね。
嘉穂劇場でも上綱さんがピアノで、季節もぴったりだし、福岡の先輩の曲をやろうと思って選んだそうだ。
「誰とは言わないが、アマチュアの時に家に来いと何度も言われタバコ屋に行ったら、ビールとお茶漬けをごちそうになった。プロになったら、あいつは俺が飯を食わせてやってた と言われた」。
と言ってました。確かにご飯は食べた、心情的な垣根を越えて歌ったと言ってました(*^_^*)
 「青い瞳のステラ」。あぁ・・・やっぱりこの曲は外せないか・・・。
うわ・・・イントロ聞いただけで涙が・・・・。弾いてるの、上綱さんだし。
間奏で、甲斐さんは上を向き、左手で十字を切ったように見えた。
「ジョーちゃんの手向けに」って言ってました。

 上綱さんが下がり、再び甲斐さん一人。
嵐の季節」。今回、こぶしはパスした。体力的に無理・・・。
風の中の火のように」「漂泊者(アウトロー)」。甲斐さん、汗びっしょりだった。
歌う前に、もう今後はやらないかも(たぶん弾き語りでは)と言ってから、♪映画を見るなら〜とスローで始まった「ポップコーンをほおばって」。
どうして?どうして?一人で歌うの、大変なのかなぁ。
ここで本編終わり。

 アンコールのカイコールがすごかった!最近、ごく少数がするくらいだったけど、ものすごい人数が。
今日のみんな、どうしちゃったんだろう。
久しぶりにライブに来た人が多かったんだろうか。
中野でのライブ、押尾ファンが多くてあんな状態になったのかと思ってしまったほどの差。
私は・・・いつもと全く変わらない感じで楽しんでました。
客席が盛り上がると甲斐さんもご機嫌なので嬉しいけどね。

 アンコール1回目。服装は忘れました(^_^;)Tシャツだったかな?
ジャケット着て出てきて、暑いって言って脱いだんだったかな。
 「テレフォン・ノイローゼ」。私の右肩、1年以上も痛いまま。(○十肩とは言いたくないが・・・)
だから、こぶし挙げどころか、手拍子もしないでアンコールまで温存していた。
この曲はしなくちゃね、って事で手拍子してました。
が、最初からやってないと逆に疲れるのね。腕痛い・・・・。
やっぱりやめよう・・・と思ったその時、甲斐さんの視線!!!!ん?何?手拍子やめるなって?
ずっと甲斐さんが見てる〜。ドキドキドキドキ・・・・。
いつ視線をそらしてくれるの?と思っても、ずっと見られたまま。
だから途中で手拍子をやめられず続けた。
後半、視線は外れたが、また見つめられたら・・・思い、結局、最後まで手拍子した。
バンドの場合、例えばギターをじーーーっと見て顔が甲斐さんの方向を見てないと、必ず甲斐さんは視線を送ってくる。・・・気がする。(今までも何度もそんな事が)
勝手な思い込みと笑ってください(^^ゞ
みんなで大合唱したこの曲。私一人ドキドキしてました。
 ゆうきくんと上綱さんが入り「地下室のメロディー」。全員の手拍子がバラバラでリズムに合ってなくて気持ち悪い上に、私の大嫌い♪タンタタンの手拍子・・・。うぅぅぅ・・。
やっぱり初期のファンが戻ってきてる感あり。
破れたハートを売り物に」。この曲もやっぱり手拍子しなくちゃいけないかな〜と、さっきのテレフォンと同じように叩いていたら・・・腕がやっぱりだるい・・・、今度はやめよう・・と手を下そうとしたら!!
また甲斐さん見てる〜!やめるなって?はいはい。続けました。
偶然?気のせい?思い込み?

 アンコール2回目。
 6月のzeppの告知をする甲斐さん。
珍しく、日にちも場所もちゃんと言えて、この後、チケットを買ってくれとまで言った。
チケットがあまりない事がわかるから、と。嬉しそうだった。そうか〜。
8月にも何かあるような事も。
松藤さんがライブやりたがってるとか、震災が理由でやるわけではなく、流れだから・・・と言う言い方をしたので・・・・KBか!?
 甲斐さん一人で弾き語り「HERO」。中野ではちょっぴりスタミナ切れっぽかったけど、今回はばっちり!すごく良かった。
改めてメンバー紹介した時、チェロ君のフルネームが判明。ゆうきたかひろ(結城貴弘)。
「若くてそれなりに技術があって、上綱さんとすごいねって言ってた」なんて紹介!言われてる本人、笑ってる。どんだけ温厚?
結城くんを「食事場へ連れてったら・・・」と言った所で客席から笑いが。
食事場って(^_^;)思うよね。多分、ライブ会場でのケータリングの事。
普通の店を食事場とはわざわざ言わないもんね。
そこに気を取られ、食事場でどうしたかって所を聞きのがした(^_^;)
 最後は全員で「LADY」。上綱さんのイントロ、素敵だったんだけど、ちょっと長くてどこから入るの?と思って聞いていたら、甲斐さんも少々不安げに振り向いてた。
その後、ちゃんと歌に入るような流れにはなったが、少しドキドキ。
チェロが入るとさらによくて、甲斐さんの声の伸びも素晴らしかった!

 最後、全員が並んであいさつ。
甲斐さんはずっとギター弾いて動かなかったので、前に来た時の近さに圧倒。うおー近い〜って。
チェロの結城くんは右の後ろで弾いてても背が高いなと思ってたけど、前に来たら本当に大きい。
上綱さんの笑顔も近くで見れて最高でした。

 甲斐さんは「今日は楽しい」と言ってた。
私たちの事も「素晴らしい」と褒めてくれたけど、甲斐さんが楽しいって言ってくれるのが一番嬉しい。私たちはその何倍も楽しいんだから。
 「座って」と言う余裕がなかったと言ってたな。がんばってくれました。

 押尾コータローとは、今度は全国ツアーをやりたいと言っていた。
客席から拍手がおきると、「みんなはいつでも見れるじゃん」と突っ込まれる。
今度は行かなかった所も行きたいと言ってるのに喜んでるって意味だろうけど、たった1回しか、それも初日しか見てない私たちは、息の合った二人を今度は見たくて拍手したのにね〜。(初日、息が合ってなかったとは言わないが、ぴったりとも言えなくて・・・)

 嘉穂劇場の話も楽しそうだった。
「花道の使い方を考えて、ギターを片手に見得を切って出ていった。」
これだけ聞くと、いつものジョークっぽく聞こえるし、まさか〜って思った友達もいたんだけど、実際行った人から、
「両手を広げて、おっとっとって出てきた。そんな甲斐さんを目の前にして、隣の知らない人とキャーキャーと抱き合った。」
ってメールを貰い、この目で見たかったな〜って思いました♪
芝居小屋っぽく、看板も作って貰ったそうだ。
その証拠写真、送って貰いました。
すごいよね!この看板!扉サイズ!!
 そして、観光地などによくある、顔だけくり抜いたパネル置いて欲しかったけど、甲斐さんのライブに行ったのに、顔が甲斐さんじゃなければ意味がないと却下された。今もそれはやりたいと思ってるって言ってました。
それは本当に意味はないけど、実際作ってくれたら行列できるよね。
大盛況になると思う。

 上綱さんと甲斐さんは同い年でタバコやめたのも同じ年齢だと言っていた。

 本当に本当に素晴らしいライブで、1回限りではもったいないと思った。
5月13日放送のセイヤングで、映像を取る予定だったが中止になったと言っていて本当に残念。
でも、松藤さんに、「それで調子よかったんじゃないの?」って突っ込まれ、「何でわかったの?」と答えた甲斐さん。
やっぱり、映像入ると力入っちゃうんだろうね。
地方へ行くと関東よりよかったりするので、たまには地方ライブを販売してくれたらいいのにって思っていたけど、理由がそこじゃ、同じ事か。

 バンドももちろん盛り上がるけど、甲斐さん一人きり弾き語りは定期的に聞きたい。
甲斐さんは大変だろうけど。

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