甲斐よしひろ愛のろくでなしツアー

2011年6月25日(土)横浜BLITZ


ギター:田中一郎、佐藤英二
ベース:渡辺等 ドラム:佐藤強一

          演奏曲

 441 WEST 53rd ST.
      −エキセントリック・アベニュー−
 レイン
 黒い夏
 
港からやってきた女
 
スウィート・スムース・ステイトメント
 ジャンキーズ・ロックンロール
 裏切りの季節
 
Weekend Lullaby
 安奈
 よい国のニュース
 
かりそめのスウィング
 
ダニーボーイに耳をふさいで
 
翼あるもの
 三つ数えろ
 漂泊者(アウトロー

 絶対・愛
 嵐の季節

アンコール
 ダイナマイトが150屯

 
風の中の火のように

アンコール

 HERO(ヒーローになる時、それは今)
 光あるうちに行け2011

 新しいアルバムの先行販売があるので、早めに中へ。
速攻でCD売り場に行くと、売ってるお兄さんは「え?」の顔。
うそ!売ってないの?とグッズ売り場に行くと、あった!!
見るとCDにはジャケットがついてない(゜0゜;)これって・・・。
正式発売ではないのか?
まあ、そんな事悩んでる暇はないので、CDとパンフレット他を購入。
テーブルの横には募金箱が。
まだ、カラなので、おつりの小銭を入れた。第一号〜♪
その横の壁にはCDに入ってる曲目が貼られていた。
セルフカバーアルバムだと思っていたので、知らないタイトルを見つけて大興奮!!新曲ありだ〜!!
 いつもならライブが始まる前にHPでグッズを発表してくれるのに、今回はなく、先行販売CDもあったので、売り場はメチャ混み!
開演前に買えない人、続出だろうなぁ・・・。
今は普通になっている開場前販売。やって欲しいなぁ。
買うものは買ったしほっと一安心したので席へ行こうとしたら、「深イイ話」からのお花が目に入る!出るのか!?

 ディスクガレージ主催のコンサートは、先行でも比較的2階席が多い私。
今回も・・・やっぱり2階でした(T_T)
2階へ行くドアーがグッズの行列でふさがれてたので、ごめんなさいして中へ。
2階でも前の席なので、1階の後ろで見えないよりはいいし、上から全体が見下ろせるし、いろいろ見られて結構楽しいし・・・と自分で慰める。
 会場には懐かしい洋楽が流れていた。
双眼鏡で覗く。ステージは遠く、スモークで何も見えない。
ライトが点いたら見えるかな。
 久しぶりのソロコンサート。遠くて暗くてスモークで見えないステージにちょっと緊張してきた。
「パワー・トゥー・ザ・ピープル」だ!いよいよ始まる!
一郎や英二さんたちがスタンバイする所は暗くてあまりよく見えなかった。

 1曲目、印象的なあのイントロ。
ん?キーボードレスって・・・確かにキーボード弾く人はいないが音は・・・・(^-^;
エキセントリック・アベニュー」全然想像してなかったのでちょっとびっくり。
ドラムが力強くてかっこいい。
そして、甲斐さん登場〜!!
グレーのジャケット。襟と裏地がちょっとキラリ?これはお初かな。それとも昔のをリフォーム?(まさかね)
下は最近よく見るいつもの
赤のパンツ。J−POP80’の時と同じ。
髪はきっちりセットされてる。セットしない方が好きなんだけどな。
一郎、またちょっとだけ顔やせた?(気のせいかも)
2階のせいか、音がとってもクリアーで、それぞれの楽器、甲斐さんの声、全てがよく聞こえる。
照明も綺麗だし、やっぱり2階もいいものです。
 2曲目、ドラムの強一さんのカウントが響く。
レイン」。おお〜。初期のソロ2曲続くのはやっぱり新鮮だな〜。
でもやっぱりこれもキーボードたっぷり。
黒い夏」。惜しい!甲斐バンドだ。でも予告通りだ。
最初の5曲くらいはソロで続けて欲しかったかな。
でも、この曲、大好きだからいい(^∇^)
ドラムがいいなぁ。これってビジュアル的な問題?
体格が結構ガッチリしているせいかな。
見た目だけで音も違って聞こえるのか。
4曲目でついに、完全キーボードレス(ちょっと自信ないがそうだよね・・・)。
港からやってきた女」。ここまで、初日とは思えないくらいの落ち着いた演奏だ。

つい最近、曲の良さがわかったと言う「スウィート・スムース・ステイトメント」。
私は昔から大好きでしたよ。間奏のギター、素敵でした。
NTTドコモになる前の携帯電話のCMソングで、藤谷美紀がデカーい携帯電話を持って旅行してるってCMでしたね。気になったのでビデオを探して見た。
家電の子機よりデカイ(^-^;
ドコモになってからだったら、初期のCMとして今でも放送されたりする機会もあったかも知れない。

ジャンキーズ・ロックンロール」。20年以上も歌ってなかったって言ってたけど・・・・そうだったっけ?
一郎のギターが光ります。そして歌声も光ります(^∇^)一郎の声、大きかったな〜。
 ここまで順調順調〜♪だったんだけどね。
甲斐さんが「竹本孝之に書いた曲で・・・・」。おお、あの曲ねって思って聞いてたら、一郎が甲斐さんにそそっと近寄り、「曲順が違う」。(と言ったかどうかは忘れたが)
どうやら、次の曲、違う曲だったようです。でもミスではないので、全然問題なし。
甲斐さんはそのまま歌いたいようだったけど、サンプリングの関係で曲順は変えられないようで(^-^;
正しい次の曲、「裏切りの季節」。懐かしい〜。
歌詞について。冒頭のフレーズは「東京の冷たい壁にもたれて」のサビにパクったって大告白!
気付かなかった〜!!そう言えば・・・そうだね。
「燃える身体(を)寄せ合って崩れて行った」ここまで一緒だ!
ちょっと違う気分で曲を聞きました。
そして、ここで「Weekend Lullaby」。歌詞を自分で書いてないし、タイトルも嫌いだったみたいで、でもその考えは間違ってると、年取ってからわかったと言ってた。
今はいい歌詞だと思ってるそうです。
 MC
●今回のツアーのキーワードはロックンロール。石巻の石はロックじゃねえし、石はストーンだし、女性の部屋の鍵勝手に変えないし、パワー・トゥー・ザ・ピープルには抵抗あるし・・・っていつもの説明不足話。
某歌手が震災後に石巻に行って石巻は英語で言うとロックンロールって言って「パワー・トゥー・ザ・ピープル」歌って、その後、ストーカーでつかまりましたね(^-^;その事ですね。
甲斐さんは最初に「パワー・トゥー・ザ・ピープル」をかける事に抵抗あったようでスタッフとも話し合ったそうだ。聞いてるこっち(私)は言われるまですっかりそんな事件の事、忘れてたけどね。、
●キーボードレスと言いながら、サンプリングいっぱい使ってます。感じ、悪いでしょ。と甲斐さん。今日は何だか全てが率直でいい感じ。
●明日(6/26)アカン警察に出る。
●昨日(6/24)深イイ話の収録をした。(お!やっぱり!それでお花が届いてたんだ)
●NHKのJ−POP80’に出た話、普通はメジャーな曲をお願いされるのに、マイナーな曲ばかりリクエストされた。
●NHKの西口伝説の話し、西口って芸能人が入る入り口なのか?先日のテレビ観覧では私たちは東口から入りましたが。その伝説は、あがた森魚がゲタで行ったら断られたので、西口に下駄を置いて帰ったって話でした。西口から入って真ん中を歩く・・・とか言っててちょっと??でした。
昔はNHKは厳しかったから、いろんな伝説があるのかも知れない。
●松藤さんの呪縛から解放されたみたいな事も言ってたな。(いないと淋しいよ〜)
●おひさまを見て、3回に2回は泣いてる。(私も泣いてるよ)
●「今まではっきり言わなかったけど、お笑いが好きです。今後も出ます。」とまるで重大発言のように発表したが、ほとんどの人が心の中で「知ってるよ!」と突っ込んでた事でしょう。(当然私も


 地震の後、甲斐さんがラジオでこの曲がかかってたのを聞いたと言う「安奈」。
こんな時に人が自分の曲をかけてくれたのが胸に響いたようだ。
安奈もまたこのバンドだとちょっと雰囲気が変わる。聞き入った。
よい国のニュース」。CDの1曲目だ。演奏は渡辺等さんのウクレレだけ。
BS日テレでやっているニュース番組タイトルで、「震災の後に子供たちが地震遊びをやっても怒らず最後まで見てあげて、終わったら抱きしめてあげて、怒るとPTSDになる。」と。阪神大震災の後のそんなデータがあるそうです。そうなんだ・・・。私だったらやっぱり怒ってしまうだろうな・・と考えさせられた。
その番組を見て感動してこの曲ができて、作りかけのアルバム「ホームカミング」にその新曲を足して新しいアルバムが出来たそうだ。
この歌の歌詞は”ステイトメント”だから、間違いたくないと歌詞を見ながら歌った。
イントロのくちぶえ、上手〜♪と思ったら、甲斐さんじゃありませんでした。
くちが尖ってたので吹いてると思ったら、間奏で吹いてないのバレました。
かりそめのスウィング」。「ダニーボーイに耳をふさいで」。バッチリサンプリングで。
翼あるもの」は甲斐さんのアコギのみで始まり、2番からバンドで。バンドに変わる時のドラムがかっこいい。最後の”溜め”部分も、初のドラムなのにバッチリタイミング。ジャラの最初の時は全然ダメでドキドキしたから・・・。
三つ数えろ」。今日、本当に初日?ここまでサクサク行き過ぎ。
甲斐さんの歌詞もバッチリだし、やっぱりカンペ見てるんじゃないの〜と言う疑問はぬぐえず。
漂泊者(アウトロー)」。ドラムの感じがやっぱり違って聞こえる。
そしてミスらしいミスがなかったのが、ここでやっちゃった。
最後の方、歌がズレた。すぐ戻ったけど、♪爆発〜しそう〜の所、いつもならしゃがみ込んで爆発するんだけど(^-^;歌がズレたせいか何もやらなかった。残念。
歌い終わるとマイクスタンドをドンッ!!お!初日らしくなったぞ!
顔が一瞬怖かったけど、すぐ戻る。
絶対・愛」。おお!これは絶対にやると思ってた。演奏もかっこいいぞ!!ベースの渡辺さん、ちょっと地味だけど、この曲では注目しました。ドッドドッドドッドドッド・・・イントロからいいよね。
嵐の季節」。ごめん。思わずため息ついちゃった(^-^;ずっとやってなかったからそろそろやるとは思ってたけど・・・。歌はいいんだけどね。何度聞いてもいい歌だって思うんだけどね。
こぶし、上げなきゃいいんだけどね。やらないと負けた気がして。
今は嵐の〜・・・最後、♪き、せ〜つ〜に行くまで長かったし〜。
でも、大声で歌ってこぶし上げて、歌い終わった時は感動で気持ちいいんだよね。
本編終わり。
アンコール行く前に、「強一見えないね」と友達。
「呼び捨てかよ〜」と笑いながら、それ以降呼び捨て。強一話に花が咲く。
ちょうどマイクが顔にかかって表情がよく見えなかったけど、何とも言えない叩き方で魅力的だった。
 
 アンコール1回目。英二さんが今回のツアーのスタッフTシャツ(売ってるものとちょっと色が違う)を着ていた。
ダイナマイトが150屯」。ドラムとベースの間から飛び出してくる甲斐さん。
白いジャケットだった。
イントロとエンディングのキーボードは英二さんが弾いていた。
間奏で英二さんと一郎が交互に弾くギター。遠いなぁ、2階は。とそこで思う。
 メンバー紹介。ギター佐藤英二。ギターをさりげなくじゃら〜んと弾く。
ドラムス佐藤強一。ちょっと立ち上がって挨拶程度。甲斐さんに叩けば?と笑顔で促されるも叩かず。
ベース渡辺等。ギター田中一郎、それぞれアピール。
「1,2,3,4〜」カウントする声は大きくて元気な強一。
風の火のように」。赤いライト。上から見ると綺麗。

 アンコール2回目。出てきてすぐ、甲斐さんがマイクで何か話そうとすると、ドラムが先走り!
もちろん止める甲斐さん。わ〜・・・ここで雰囲気悪くなったらどうしよう・・と心配したが、全然そんな事はなく、「はやる気持ちはよくわかるよ」とご機嫌。
土屋公平みたいな奴と知り合って嬉しいって言ってた。
「もっと話したいけど、はやる強一を抑えられないので行きます」と甲斐さん!
ずっと固かった強一さんの表情も一転、素晴らしい笑顔になってました。
あの笑顔、忘れられない〜!!
甲斐さん、絶対強一さんが大好きよね。「強一」って甲斐さんも呼び捨てにしてたし〜。
HERO」。NHKの観覧で初めて聞いたあのドラム。はやる気持ちを抑えられないよね〜。
やっぱり素敵でした。
そして最後の曲は「光あるうちに行け2011」。歌詞、完璧だったな〜。
この曲は震災に収益金を寄付するために配信している、会場にも募金箱があるから協力して欲しいと甲斐さん。
 最後は全員並んで挨拶。握手したり抱き合ったり。
小走りに帰る甲斐さん。元気だ〜。
曲は「アヴェ・マリア・」。当分これは続きそうだ。

 井出情児さんがステージの下を右に左に走り回って写真を撮っていた。最初から最後まで!
すごい体力だ。
甲斐さんは最後までサングラスを外さなかった。ますますカンペ疑惑が渦巻く・・・。

帰り、募金箱を見たらお札がいっぱい入ってた!
甲斐さんが言うと違うね〜!
震災後、みんなの中にモヤモヤとしたものがあるだろうけど、ライブに来たら楽しんで帰って欲しいみたいな事を言ってた。
ソロはチャレンジ。
「身も心も捧げられる歌だけをやります」。と言ったのが一番印象的だった。
最後の曲の前、「今回のMCがなぜ短いかと言うと、もっと後があるんで・・・・・」と甲斐さん。
この後まだ何曲かあるんだと思った私たちは、当然、キャーって喜んだんだけど、そうじゃなくて、東京2Daysの為にとっておくって意味だった。
もーーーー!!!ぬか喜びさせないでよ〜!

2階でゆったり見たら疲れないと思っていたら、とんでもない!
初日からぐったり。楽しかったけど疲れた〜。
新曲あり、久しぶりの曲あり、バンドメンバーの新鮮さ、英二さんと一郎の安定感、とにかく大満足。

 明日は群馬だ♪

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