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甲斐バンド |
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演奏曲 |
実は勝手にフルバンドバージョンだと思っていた。 ライブ前のセイヤングで思いっきり甲斐さんがネタバレしてくれたおかげでアコースティックだと知る。 曲や構成のネタバレはいやだけど、そのネタバレはしてくれて助かった。 やっぱりフルとアコースティックだと気構えが違う。 だって、黒い夏や8日目の朝を聞く気合いで行ったのに、甲斐さんひとりでアコギで登場なんてびっくりを越えて脱力してしまいそうだから・・・。 そんな前置きはさておき・・・(^-^; チケット争奪戦で始まったこのライブ。 私は土曜が取れて友達が金曜だったので、今回は2回。 東京でやるのに行けない回があるなんて、久しぶりの事だ。 それもチケット取れなくて行けないなんて、本当に本当に久しぶり。 4回行けずに残念だけど、全部外れた人もいるんだしラッキーと思わないと。 どうしても行きたかった初日にも行けるんだしね。 場所は先日「照和」の映画を見た映画館の隣で、元はそこも映画館。 グッズは入り口の外で売られていて、新しいものは何もなかったので買わなかった。(カレンダーはあったみたいだけど) 「映画を上映した場所よりも狭い」と甲斐さんが言っていた通り、中に入ると本当に狭い!! そして、フカフカで背もたれもバッチリのソファーに、ドリンクホルダーまで付いていて、座ったライブだと寝ちゃいそう・・・って甲斐バンドライブで寝るなんてあり得ないね! 初日の今日は通路を挟んでステージに向かって右側。 通路すぐの席だったのでほぼ真ん中。ちょっと後ろだったけどいい場所だ〜。双眼鏡もバッチリ持ってきたし。 ステージの奥行きはとっても狭く、これじゃフルバンドは無理だな(^-^; 照和の方が奥行きはあった。 客席最前列もステージに近いが、照和ほどではなく、小さなホールよりちょっと近いかなって感じ。 それでもあそこで甲斐さんたちを座ったまま見上げるのは、きっとドキドキだろうね・・・。 会場には邦楽と洋楽の古い曲が流れている。(翌日のライブで照和で甲斐さんが演奏していた曲と判明) 友達と、最初に流れるのは「マイナースウィング」じゃないよねぇ。あれは照和だったからだよね・・。 と話していたら、流れてきたのは「マイナースウィング」。 あれっ?そうなんだ。照和を再現だからいいのか、それで。 とちょっと勘違いしてた私も、すぐに照和のあの雰囲気を思い出し、ドキドキドキドキ・・・・。 登場の仕方はセイヤングで聞いてしまったのでわかっています。 甲斐さん1人でギターを持って登場。 |
「東京の一夜」。う〜ん。予告通り。 でも、私は照和でのアコースティックを見ていないので、嬉しいんですよ。 甲斐さんの衣装は前にも見た事がある、シワ加工のロングコート。 首には細いいつものえんじ色の細いマフラー。中はTシャツの上にベスト。いつもの感じです。 久しぶりのライブだからなのか、甲斐さん、最初から歌詞ボロボロでした。 サビの♪あ〜あ♪の所はいつものように裏から松藤さんのエコーバッチリの声でハモリ。 いないのに聞こえる声。大好きです。松藤×甲斐ライブを思い出しますね。 いつものように井出情児さんは激しく動いて写真を撮りまくってましたよ!! 「サンキュー」と甲斐さん。そして、松藤さんを呼び入れる。 「薔薇色の人生」。 甲斐さんがギターを叩いて弾く。松藤さんの「ヘイッ」の声。 やっぱりアコギのみもいいなぁ。 ずっと座って歌ってた甲斐さん、ハーモニカを手に立ち上がって「最後の夜汽車」。 イントロでいきなりハーモニカの音を外した・・・と記憶してますが、違ってたらごめんなさい。 両手を後ろで組んで歌う甲斐さん。つまさき立ちで歌う少年少女合唱団みたい。かわいい。 ここで、一郎登場。 一郎が出て来た後、曲間のMCがすごく長かったと思う。 どこで何を話したかは全く覚えてないし、ほとんど忘れてしまったけど・・・。 思い出せる事は、 ●照和の映画を吉岡秀隆くんと一緒に試写を見て、終わった後、「コメントがほとんど悪口」って言われた。 ●照和でライブした時の所持金が15000円しかなくて人に借りた話。 ●今日の客席も近いが、照和はもっと近かった。 ●芸人報道に出た時の打ち上げで、みんなでカラオケに行ったら、甲斐さんが当然歌うと言う状況にセッティングされ、何曲も歌った。歌ったのはもちろん「修二と彰」。松藤さんがいなくてハモリがなかったので淋しかった。 ●大森南朋さんから、龍馬伝の木箱入りボックスセットを貰って、遅れてきた龍馬ブームである。 ●その大森南朋さんが、映画の舞台挨拶で、「ドアーズの映画のナレーションはジョニー・デップ、甲斐バンドは大森南朋」と言う素晴らしいコメントを言ったのに、翌日の新聞で一切取上げられてなかった。 ●一郎が寝たきりのおばあちゃんの枕元でドラムをガンガン叩くあの話もしてた。「一郎ちゃん、うまかね〜」ってやつです。昔は松藤さんがギターで一郎がドラムだったって話しからその話になったと思う。 ●次のツアーは久しぶりのソロツアーで、バンドメンバーもすごい人たちに声をかけてるらしい。帰りにチラシを渡すと言ったので、気になって気になって仕方なかった。 ●甲斐さん「アジアカップがあるから家にすぐ帰るが、君たちは映画を見て帰りなさい」。 これと言った事件もなく、面白い事をダラダラといっぱい話してたので、すっかり忘れてしまった。 一郎が加わって「野生の馬」。GUYBANDを思い出す。 ソロになって最初にステージで演ったのは、早川義夫さんとのジョイントライブの時だったかな。 この3人で歌うのも、なかなか素敵です。 この曲も途中ハーモニカの間奏があり、甲斐さんはまたさっきみたいに後ろに手を組んでかわいく! 一郎の爪には赤・黒と交互にマニキュアが〜!! 一郎の髪の毛はトップが短く、立ててあるので、ちょっと頭がでかく・・・。でも顔がちょっと小さく見えるような・・。何となくちょっとだけ痩せた?って思ったけど、どうなんでしょ。(友達はお腹出てたって言ってたけど) どこだったか忘れたけど、甲斐さんのイヤモニがあんまり調子よくないみたいで、外そうかな〜って甲斐さんが言った後、若いスタッフが出てきて、イヤモニを調整し出した。 ちゃんとうまくかかってなかったのか、首まわりをいろいろやりだすスタッフくん。 ここはステージで本番中よ!しかも甲斐さん相手よ! なのにじっくりと直し続ける。マイペース過ぎて大物〜。 甲斐さんも「珍しいよね、ステージでこんなふうに普通にできるの」って言ってた。 あんまり丁寧にやるもんだから、「俺の肌に触れるな!」と笑いながら言ってた。 サラリーマンが朝、奥さんにネクタイを直して貰ってるような雰囲気でしたよ! 一郎のギターストラップも何度もズリズリ下がって(椅子に座ってたから)何度もスタッフが直しに来ると言うこともありました。(何度も何度も下がるから、最後には一郎は「もう(来なくて)いいよ」みたいな事言ってた。) 「きんぽうげ」。松藤×甲斐バージョンで。 出だしの歌詞を間違え、ストップして歌いなおした甲斐さん。 せっかくやり直したのに、途中また間違った。 2番を歌ってしまった甲斐さん。さすがに2度は止めなかった。 2番からは松藤さんボーカル。 そして、ここが松藤さんのすごい所。 2番を甲斐さんが歌ってしまったので、松藤さんは1番を歌った!! 歌い出す時、ちょっとニヤっとしてたのを私は見逃さなかった!! 「花・太陽・雨」。お〜!!嬉しい〜♪。これは松×甲バージョンではなく、PYGのオリジナルに近い感じ。 イントロで、ギターの音がジャーンと流れて、ギターの弦をギリギリするやつ。 一郎はここではエレキギター。 PYGオリジナルのシングルバージョンは歌の合間にエレキが入り、アルバムバージョンは歌の合間にギターは入らず間奏のみでそれも優しく、全体的にキーボードで少し静かな感じになっているので、どちらかと言うとシングルバージョンって感じだけど、エンディングの♪迷える人よ〜♪はアルバムバージョンだけでシングルでは歌ってない。イントロは同じ。・・・・・ってな事はどうでもいいですね。(A型のせいかな、答え出さないとなんだかすっきりしない私) とにかく、この曲は本当、名曲です。3人のコーラスも気持ちよかったです。 「裏切りの街角」。この曲なのか、きんぽうげか、次の曲か、本当にすっかり忘れてしまったけど、甲斐さんが一郎に何か言ったら、一郎が「大森さんがいる時は暇だったから」と言った。 なんでそう言ったんだっけ・・・そこが思い出せない。残念ながら。 甲斐さんが一郎に何か注意したのかなぁ・・・。あ〜悔しい。思い出せなくて。 ここで、マック登場。キラキラ好きのマック。牛のキラキラ模様?そんなマフラーしてました。 そう言えば、一郎もキラキラした服、着てたような気がするなぁ。 マックを呼んでから演奏するまで、長い長い。 いつまで待たせるの?って気になって仕方なかった。 途中、甲斐さんもマック呼んでおいて長くなってみたいな事を言ってたと思う。 歌ってねと「安奈」。もちろん歌いたいけど、キーが低いから声を張り上げて歌えないのよねー。 そこ、甲斐さん、わかってくれてる〜?っていつも思います。 ここで、英二さん登場で「三つ数えろ」。 マックと英二さん入ってこの曲じゃあ立ち上がるしかないでしょ!! みんな一気に立ち上がった。やっぱりこの曲で座ってはいられないよね。 さっきまで’まったり’座っていてちょっと寒いかなって感じだったのが、一気に暑くなった!! 暖房、暑いよ〜!ライブで暖房ってあり得ないでしょ! でも、さっきまで座ってて、冷房だったら寒くて風邪ひくか(^-^; ここからは冷房入れて〜!入れてくれてるのかも知れないけど。 「漂泊者(アウトロー)」「ポップコーンをほおばって」と続くもんだから、暑い!!とにかく暑かった! アコギのアウトローの間奏は甲斐さんがハーモニカを使うのが恒例だけど、今回はハーモニカの後に英二さんのギターもついていて、そこをいつもの癖でしょうね、甲斐さんはハーモニカの後、すぐ歌い出してしまって英二さんのギターとかぶってしまった。 すぐ気付いて歌うのをやめて英二さんを待ってから歌い直す。ちょっとドキドキした。 ポップコーンはエンディングが短かった。いつもはフラッシュの中、甲斐さんや一郎がギターを弾くシルエットを見ながら私たちは拳をあげてる所。フラッシュも暗転もなしで短く終わった。 「風の中の火のように」。アコギ1本でもよく歌うし、KAIFIVEはもちろん、いろんなバンドでも甲斐バンドでも演奏を聞いてきたけど、今回のはちょっと変わったバージョン。 アルバム「My Little Town」にも収録されて音だけは聞いていたが、とっても新鮮だった。 ドラムもベースもいなくてエレキギターとパーカッションがいる。 とっても弾けていてポップな感じ。 久しぶりに、この曲いい〜!!って思った。 ここで本編は終わり。 アンコール1回目。イントロ聞いて・・・え?うそ?これは、これは・・・あの曲? ♪う〜う〜う〜う〜・・・コーラスが入る・・・・・♪あたしを捨てて行っちまった・・・。 キャー!!!!!腰が砕け、崩れ落ちそうになった! 「そばかすの天使」だ〜!!!!!嬉しい〜!!! もうこの曲1曲だけでも私は1万払えるよ!! 松藤さんがベース。なんてかっこいいんだ。 間奏の一郎のギターもちょっとワウワウしてて嬉しかった。 甲斐さんは、トーキングモジュレーターがイヤでやらなくなったと言っていた。そうだったんだ。 大森さん、ギター弾きながら口でワウワウしてたもんね。 それが今は口でやらなくてもできるって事ですね。 「地下室のメロディー」。お!ロッキュメントバージョン。すぐそう思った。 妖しげなアレンジで好きです。 甲斐さんが叩くクラベス(と言うものだと後で知った)が心地よく響く。 多くの人が「火の用心」って思ったはず。え?思ってない? どこかでも使ったよな〜、このクラベス・・・とずっと調べているが、発見できず。 やっぱりロッキュメントでの音だけの記憶なのかなぁ・・・。 ロッキュメントでは甲斐さんが歌ってる間もずっとこの音、鳴ってました。 初だったのかなぁ・・すっきりしないなぁ・・・。(またこんな事を気にしてる私) アンコール2回目。「新宿」。 一郎がベース。ずーっと同じフレーズ過ぎて間違えないかなって思いながら見て聞いてました。 照和の映画にぴったりなこの曲。あんまり普段は聞かなかった曲だったんだけど、最近は好きでよく聞いてます。 最後の曲は「バス通り」。照和では聞けなかったのでとっても楽しみにしてた。 アルバム「My Little Town」を聞いた時、誰がベースを弾いてるんだろうってずっと疑問だった。 間奏とエンディングのギターの音が違うから、一郎と英二さんのパートもよくわかってなかった。 映画でもこの曲は音だけで映像がなかったのでずっとモヤモヤしてたけど、すっきりした〜! ベースが松藤さんで、間奏は一郎のアコギ、エンディングは英二さんのエレキだった。 私の耳には一郎のギターがアコギなのかエレキなのか全くわからなかった。(オバカですね〜) 改めて聞くと、よくわかるんだけど。 90分だと思っていたのでたっぷり感がありましたが2時間はなかった。 しかし、MCが多かったな〜。 ![]() 近い前の席の人たちは、いっぱいいっぱい甲斐さんにいじられて、ますます固まってたみたい。 それも照和を思い出すとよ〜くわかる。 私はちょっと後ろの席でよかったのかも知れない。 甲斐さんが、ツアーの告知チラシを帰りに出口で渡すと言っていたので、急いで外に出てチラシを貰った。 横浜からだ〜!!!!!やった〜!!! 浮かれて家路に着き、明日の為にバッグを整理していたら・・・・双眼鏡がな〜い!!(+o+) 途中で落とすはずはないので、会場に落として来てしまったのか・・・。 バッグの中には虚しく双眼鏡の蓋とケースだけが・・・・。 でもよかった。明日もライブ。早めに行って確認しよう。絶対あるはず! とんだオチがついた初日でした。 |