KAI 35th Anniversary
KAI BAND NEVER END TOUR

2010年2月27日(土) 東京厚生年金会館
ゲスト 甲斐名都


ギター:田中一郎、佐藤英二 ドラム:松藤英男、JAH-RAH ベース:坂井紀雄 
キーボード:前野知常 パーカッション:マック清水 サックス:徳広裕


演奏曲

ブライトン・ロック
ダイナマイトが150屯
フェアリー(完全犯罪)
エメラルドの爪先
マドモアゼル・ブルース
ナイト・ウエイブ
BLUE LETTER
嵐の明日
昨日のように

ゲストコーナー
恋のバカンス
ラン・フリー

安奈
目線を上げて
氷のくちびる
ポップコーンをほおばって
翼あるもの
漂泊者(アウトロー)
この夜にさよなら
風の中の火のように

アンコール1
電光石火BABY
朝まで待てない
冷血(コールド・ブラッド)

アンコール2
破れたハートを売り物に
HERO(ヒーローになる時、それは今)
熱狂(ステージ)

 今日のゲスト、それはなっちゃん!
いつかは・・・と思ってはいたものの、こんなに早くその日がやってくるなんて。
なっちゃんの曲を聞いてはウルウルし、セイヤングでの甲斐さんの言葉を聞いてはウルウル・・・。
ゲストが発表になってから、何をしていても今日の事を考え、泣きながらこの日を迎えたような気がする。
そして、甲斐さんが新宿でライブをする事もなくなってしまうのかなぁと言う淋しい思いもある。
期待と不安。いつもよりも緊張しながら席に着く。
スポーツ新聞の記者さんたちが入ってきてさらに緊張させる。
結構多い。
やっぱり親子競演って事で多いんでしょう。
そして、井出情児さんの姿も!
今日の席はいつもの英二さん側。左スピーカーの前。
厚生年金は1列目でもステージまでの距離が結構あるので、
CCレモンの時のように耳が痛い事もない・・・・だろう。
開演時間は6時。いつもなら20分くらいは遅れるのに、もう始まるようだ!時計は6時5分。
これはマスコミが来ている為?(後から聞くと、ロビーやトイレで今日は定時で始まるとアナウンスが流れていたそうです。)
心の準備、できてない〜。ドキドキが倍増!!
♪ハッピーバースデーミスタープレジデント・・・。
始まる時間は早いけど、いつものようにライブは始まった。

ブライトン・ロック」。衣装がみんな黒っぽくて決まってる。
英二さんのギター、いつものようにかっこいいです。
そして一郎、私の位置からはやっぱり遠いです(^-^;
ダイナマイトが150屯」。甲斐さんの見慣れた左からの横顔。なんだかちょっと違う感じ。
席が前方だった為に双眼鏡持たずに行ったが、やっぱり距離があるので何が違うのか乱視のせいかよく見えない。もしかしたらメイクのせいか。(やっぱりメガネ作らないとダメかなぁ・・)
フェアリー(完全犯罪)」。

エメラルドの爪先」。ドラムから降りて来た松藤さん、ベストのおかげでお腹も目立たないし(すみません(^-^;)髪の毛もしっかりセットされててかっこいい〜!
軽くダンスして弾くギターもやっぱり素敵です。
マドモアゼル・ブルース」。
ナイト・ウエイブ」。間奏で甲斐さんがドラムの後ろの下がる前、珍しく「ベースギター坂井紀雄」と紹介して下がって行った!
そしていつものように松藤さんが指差し。
英二さんのギターの時、松藤さんが一郎を見て、おーっと言う顔をし、一郎はニコニコ笑って演奏に拍手を送っていた。
松藤さんが英二さんに「お見事、素晴らしい」と伝えていた。(たぶん。口がそう動いてた)
BLUE LETTER」「嵐の明日」「昨日のように」。

そして、とうとうやって来ました、この時間が!
「甲斐名都〜、拍手を〜」と甲斐さんが呼び込むと、キラキラ衣装のなっちゃんが!
キャー!!とうとう父と娘が並んでる〜!!!!
しかも二人はしっかり握手〜!!!!!
私は静かに、でも悶絶しながら二人を大興奮で見ていました。頭もぽ〜っとなってきた。
「こんばんは、甲斐名都です」。
新聞社のカメラさんたちも忙しくシャッターを切る。いい写真撮ってよね〜。

恋のバカンス」。ほーーー!この曲か〜。全く想像できなかった。
ぽ〜っとなった頭。身動きひとつできず、じーっと二人を見ていたような気がする。
一郎がなっちゃんのギターを弾いているなんて、その時は二人以外、全く視界に入らなかったので、全然気が付かなかった。(後で、一郎となっちゃんのブログでそうだと知った)
甲斐さんの声となっちゃんの声。一緒に歌ってるよ・・・・。
放心状態のまま歌を聞いてる感じだった。
「幼少の頃からよく知ってる」。と甲斐さん。
も〜・・・娘の前でそんな事言って〜・・・とちょっと思ったが、そんな甲斐さんを私たちよりもよく知っていて、いつもそんな話しを聞かされてるのは娘のなっちゃん。
さらっとかわして「お腹の中でロック聴いてました」。お〜!親子だねぇ〜、と何でもない事に感心したりして。
そして、ワイドショーでも取上げられたあの言葉、「無口だね、大丈夫?」となっちゃん。
甲斐さん、何も言えず、照れ笑い!
そんなやさしい甲斐さんの反応にびっくり。
父はやっぱり娘がかわいいんだな・・・。
そして、あんな事はなっちゃんしか言えないよね。
2曲目は「ラン・フリー

甲斐さんはいきなり歌詞が怪しくなって、フニフニ言って途中でやめた。
ワイドショーで取上げられていたあのシーン「もう1回やります」。
なっちゃんが甲斐さんの肩を抱き、甲斐さんはうんうんとうなずき慰められ後ろへ下がっていった。
拍手とざわめきと歓声。いろいろ。絶対複雑な思いの人もいるはず・・・・ドキドキしてしまった。
私はもちろん喜びの叫び。
もしもこれがなっちゃんを初めて見た日だったりしたら、もしかしたら「やめて〜」って泣き叫んでたかも知れない。
なっちゃんをずっと見続けてきて、なっちゃんが素直でとってもいい子だってわかったからこそ、こうして笑って見ていられるんじゃないかな。そう思う。
最初から歌い直す甲斐さんは、モニターに貼ってあるだろう歌詞のカンペを、ググーっと顔を近づけて思いっきり見ながら歌う。ちょっと見過ぎだよってくらい。
もう一度間違ったりしたら格好つかないしね。
でもそれは最初だけで、後半はなっちゃんと甲斐さん、右に左に分かれて歌っていたし、なっちゃんは手拍子催促して客席を煽ってたし、スローなナンバーではあるけど、しっかり盛り上がりました。
恋のバカンスの時は、なっちゃんはコーラスっぽかったけど、ラン・フリーは2番をちゃんとなっちゃんのキーに合わせて歌ってました。
こっちの方が声がしっかり伸びてハモリが気持ちよかった。
「ありがとうございました」。
あっと言う間になっちゃんとのコラボは終わり。えー!2曲で終わり〜?
一郎と握手して、松藤さんとも目で挨拶して元気に帰って行きました。
なっちゃんの声は澄んでてて綺麗で、聞いててゾクソクする。
ずーっと後ろでコーラスしていてくれればいいのに、って思った。
甲斐さんは、「自分の声を磨いて戦ってる人とのコラボがしたかった」と言っていた。
なっちゃんの事をきちんとアーティストと認めて今日コラボしたんだ。
見ている私も、父と娘との競演として最初は見ていたのに、甲斐名都と言うアーティストがゲストで出て甲斐さんと歌ってるんだって思えたし。
本当に素敵でした。もっと聞きたかったけど。

甲斐さん、今日はちょっとお疲れ?なっちゃんと一緒だもんね。やっぱりそうだよね〜。
ここで4月10日、11日の2Days、照和でライブやるよって話しになったのかな。
今回のツアーは35年の時間をたどるツアー、35年の最後に出発点に戻る。
ツアーでやった曲はやらない、バス通りはやらないって言ってた。
また大変な事になりそうです・・・。果たして行けるんだろうか。
明日のスポーツ新聞、なっちゃんと照和とどっちの話しが大きく載るかって甲斐さん言ってたけど、なっちゃんが終わったら、さっさとみんな帰っちゃったよ、見事に。
そんな話をしてる時に、松藤さんが後ろから「座ってもらおうか」って言ってくれたのに、甲斐さんはそれを無視!!かわいそう〜、松藤さん〜。まあ、いつもの事か。
その後、ちょっとまた話して結局座らせて安奈」。
セイヤングで、坂井さんはこの曲だけはなぜか譜面を見ながら弾くと言っていた「目線を上げて」。
本当なのかな?と思ってずっと坂井さんを気にして見ていた。
確かに目線を上げてではずっと下見て最後まで弾いていたからきっと譜面を見ていたんだと思う。
氷のくちびる」。「ポップコーンをほおばって」。「翼あるもの」「漂泊者(アウトロー)」。
氷からアウトロー、やっぱりこの流れが好きだ。理由なんかない。好きだから好き。
この夜にさよなら」。ずっと考えながら聞いていたこの曲も、何も考えず受け止められるようになった。
ふっと涙が出てくるのは、きっと素直に心に響いてくるから。
風の中の火のように」。で本編終了。

アンコール1回目。
電光石火BABY」。なっちゃん、ここでもう一回出てこないかな〜と期待したけど出てきませんでした。
なっちゃんが自分の事を歌ってる曲だとと知ってるのかいないのか、それはわからないけど、ラジオでタイトルを「電光石火ベイベー」と言っていた。「ベイベー」。
確かにベイベーって歌ってるけど、曲タイトルを言う時には私はベイビーって読むし、甲斐さんも確かそう。
でも、ベイベーでいいなってちょっと思ってます。
そう考えると、しっかり「ベイビー」ってコーラスで歌ってる前野さんがちょっと気になるこの頃(^-^;
メンバー紹介。
いつも松藤さんは紹介された後、手でシンバル(でいいの?専門用語知りません)を叩く。
今回は叩く前にマイクが邪魔して手をぶつけた!
会場が笑うと甲斐さんは何々?と気になる様子。
何だよ〜って感じでそのまま続くのがいつもなんだけど、一郎がその様子をちゃんと甲斐さんに説明した!
「はしゃぐとそんな事になる」みたいな事を甲斐さんが言った。なんかいい感じ!(なっちゃんいるから機嫌がいい?)
朝まで待てない」間奏での松藤さんと一郎のギター。やっぱりかっこいいな〜。
冷血(コールド・ブラッド)」。
歌の後、やっぱり会場は真っ暗のまま。みんな足元に気をつけてね。

アンコール2回目。
破れたハートを売り物に」。ここでもなっちゃん出てこないかな〜、マックの横にいたりしないかな〜と期待したけどやっぱり出てきませんでした。残念・・・。
すぐ「HERO」に入ろうとするジャラ。それを止める甲斐さん。
どうした???ここまで順調だったのに、何があった?しかも甲斐さんの顔、ちょっと怖い。
止めた甲斐さんの第一声は「疲れた」。そんな事言うの、珍しいよね。
なっちゃんでいつもより何倍も体力使っちゃったか?
怖そうに見えた顔はお疲れの顔だったか〜!
本当に疲れた顔してた。
でも、打ち上げで復活する自分がいやになるって言ってたからそんなに疲れてはいないようです。
それから、照和に問い合わせの電話したり行ったりするなと言ってました。
きちんと発表するからって。
そうね、問い合わせしちゃう人、いるだろうしね。(するなと言っても電話する人もいるだろうけど)
照和は狭いので、全員連れて行くわけにいかないので、誰を連れて行くか考え中だとか。
松藤さんは連れていかないとか、また松藤さんいじりです。
熱狂(ステージ)」。急に、もうツアーも終わりなんだ・・・と言う思いがぐっとこみ上げてきて、泣けた泣けた・・・・。
松藤さんがギターを置いてドラムを叩く所、いつもなら松藤さんに釘付けなんだけど、今回は全体を見渡しながら聞きました。

 最後、いつものように丁寧に挨拶。
私は感動で泣きながら「ありがとう〜」の気持ちを込めて拍手をし、手を振っていた。
そんな時、ジャラが松藤さんをおんぶして帰って行った〜!
嬉しそうな松藤さんの笑顔!
何よ〜!感動してたのに、リラックスモードなのね〜。
そうよね、しんみりしてどうする。最後は私も大笑いです。

 余韻に浸りながらロビーへ行くと、入り口付近には船越栄一郎さんの姿が!
背が高くてかっこいいのね〜!さすが俳優さん。
CD売り場の方へ行くと、萩尾望都さんも見かけました。
今日はきっと業界人も多数来ていたんでしょうね。
盛大な打ち上げが行われる事でしょう。

 破れたハートあたりで甲斐さんはいつものように襟元をカットして着ていたストレートライフTシャツの首をビリビリ破いてたそうだ!
なぜか私はその瞬間を目撃していない。隣にいた友達もそう。
きっと誰かを見ていたんだろうな〜(^-^;
なっちゃんとの競演も、きっと私は泣いちゃって大変だろうなって思っていたのに、全然そんな事はなかった。
なっちゃんの大きさに圧倒され、堂々とした二人の姿に本当に感動した。そして、楽しかった。
なっちゃんと二人でツアーもありだよ、きっと。
世間は酷評するかも知れないけど・・・・。私は見てみたい。


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