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甲斐バンド BEATNIK TOUR 08−09 |
ギター:田中一郎、佐藤英二 ドラム:松藤英男、JAH-RAH ベース:坂井紀雄 キーボード:前野知常 パーカッション:マック清水 |
演奏曲 |
私にとっては1ヶ月ぶり、そして今年初の甲斐バンド、久しぶりの新潟。 ツアー初日と同じくらいのドキドキ感。 会場に着くとそれはピークに! 今回はファンクラブで取ったチケットではなく、イベンターの一般先行で急遽取ったもの。 初日の大宮を見て、やっぱり新潟も行きたくなって慌てて申し込んだら、2階のチケットだった。 そうよね、一般だもんね。 2階でも2列目だし、今回のツアーは2階席が1度もなかったのでホールの最後に全体が見渡せていいかな、と思っていたんだけど、席についてみるとここは2階じゃない! 1階の延長でちょっと高さがあるだけ。 ステージも近い! ここの劇場はこれが2階なんだ〜。 だから、劇場の2階席は立ち見禁止かもなんて心配してたけど全くその心配はなかった。 そして今回初、英二さん側!(にしてはちょっと後ろですが) とりあえず最前列へ行ってステージを見てみる。 今日はアコギじゃないんだよね・・・できない会場との違いはミラーボールと言われてるけど、そんなに違いがあるように思えない。 確かにドラムセット2台置けない会場はあったけど。 そう思いながら自分の席について改めて見てみるとステージ上の天井がやっぱりアコギの会場より高かった。 ステージ上の「KaiBand」の文字も2つ大きく出ていたし、ビルのイルミネーションも大きい。 相変わらず、時間ぴったりには始まらない。 会場の雰囲気はちょっと微妙な感じ。こんなだったけ?新潟って。 流れている曲が止まるとちょっとだけ期待の拍手と上がる声。 その繰り返しで開演時間から10分か15分くらいたった頃、「25時の追跡」が流れてきた。 ちょっぴり微妙だった空気も一転し、座ってた人たちが次々と立ち上がる。 |
一郎や他のメンバーが登場し、25時の追跡がフェイドアウトされる頃、ステージに映し出されていた2つの「KaiBand」の文字が回転し、中央に折りたたまれるような形で消えていった!!! すご〜い!!いつからどこからこうなったの???? 私が行った茅ヶ崎まではこうじゃなかった。 ステージの後方の両サイド、甲斐さん用のスポットライトのお兄さん(だよね?)たちはいつものようにやぐらの上で手動で甲斐さんを追いかけていました。(本当、ご苦労様です!) 甲斐さん登場。赤いパンツだーーー。髪の毛、伸びたね〜。自然でとっても素敵。 そして、1曲目「胸いっぱいの愛」のイントロ、エンジン音が響くと見えるはずの白の流れるヘッドライトの照明がなく、黄色いライト、まるでフォグランプの様な色合いのライトが走った!!(ように見えたが)ここも変わった〜? 上から見下ろす2階もどきの私の席からは、ステージ上の全ての人の頭の先から足の先までしっかり見える。 前野さんが弾くキーボードの指まで見えるし〜。 「感触(タッチ)」スムーズに流れていく。甲斐さんも会場も元気いっぱいだ。 「ガラスの動物園のテーマ」が流れると少しだけ会場から「おー」と言う声。(ちょっと小さかったけど) 「らせん階段」へ続く。 らせん階段での英二さんと一郎のギター、私の耳がおかしいのかどうしても綺麗なハモリに聞こえないんだよね・・・これは初日からずっと。 今回は後方でバランスよく聞いたせいか違和感はなかったけど、でもやっぱりちょっとひっかかる。(私だけなんだろうな・・・・9年前から耳、ちょっと悪いし・・・) 「ナイト・ウエイヴ」軽くスウィングして歌いながら楽しみました。気持ちいい〜!! 「シーズン」ジャラのカウントが響く。カウントする口元もしっかり見える。(本当に見晴らしのいい席だ〜) 「ビューティフル・エネルギー」あれ?松藤さん、ちょっと風邪ひいた?鼻声ってわけじゃないけど、妙に声が高く感じた。 松藤さんが歌ってる間、毎回ジャラの後ろに座ってる甲斐さんですが、今回の私の席からはその様子がバッチリ見えました。(スタッフと話す様子もね) 壁に映し出されるカラフルな照明が私のすぐ横で動いている。綺麗でした〜。 「カーテン」。ここから松藤さんのドラムですが、イントロが流れた瞬間、会場の歓声を期待していたんだけど・・・シーン・・・・あれ??やっぱり今日の新潟、ちょっと違うな〜。 甲斐さんはちょっとイヤモニを気にしてた。少し音がはずれ、すぐ音はつかんで戻ったが、いつものカーテンを広げる仕草、そのせいで遅れてました。(合わせて2番も遅らせてた) 「シネマ・クラブ」。マイクスタンドを持ってグルグルグル回る甲斐さん。 「裏切りの街角」。いつもの前ふり、甲斐バンドとして確立したナンバーと言い曲名を言うと、会場は「うぉー!」。そうか〜、やっぱり甲斐バンド久しぶりの人が多いのか。 歌った後のMCで、裏切りの街角が家族にいい曲だと言われたと嬉しそうでした。 気付くの遅いって。(なっちゃんに言われた?) それから、裏切りの街角が何組かのアーチストにカバーされたと言ってた。(誰だろ) 絶対自分の方がいいって言ってました。(誰が歌ってるか知らないし聞いてないけど私もそう思う) カバーされるのは嬉しいらしいけど。(言った後、ん??嬉しいか〜?と自問自答してたけど)。 HEROのカバーをしたET−KINGの話にもなったが、セイヤングにゲストで出た手相占いの島田秀平さんに、今年は激動の年で人の悪口を言うと運が悪くなると言われたので、慌てて言葉を飲み込んだ(^-^; 甲斐さんは人のあれこれを言って当たり前なんだから、それを言わないようにするなんてストレスたまるぞ〜! それにしても占い好きよね。言われた事、しっかり守ろうとしてる甲斐さんはかわいいです。 ユーモア線が増えた事、文豪線やおしゃべり線がある事、いろいろ話してました。 文豪線の流れで、2月7日に本が出ると言っていた。(2月19日付けの日刊スポーツで発表になってました) 「安奈」「嵐の季節」「地下室のメロディー」「氷のくちびる」「ポップコーンをほおばって」。 順調順調!(何を心配してるんだ) ポップコーンでの一郎のグルグル奏法も絶好調〜♪ 「翼あるもの」の一郎のギターを聞いていて、この曲でのギターが一番一郎らしいかな、と私なりに感じた。 他の曲がそうではないと言うわけではないけどね。 「LADY」いつも前野さんが弾くLADYのイントロの音に似合わないMCをしてきた甲斐さんだったが、今回はそうじゃなかった! ステラボールでメンバーが終結し、チケットが即売り切れて高値になったのは嬉しかったがショックで、みんなが待っていてくれるならツアーをやろうと決めた・・・・みたいな説明ですんなりLADYへ。 いつも聞きなれてる言葉ではあったが、これだけ短く説明して歌に入ると胸に響くものです。 ちょっとジーンとしました。松藤さんのアコギの音色にもやられちゃいました。 「HERO」。もうここですでに私の体は痛かった〜。(そんなに踊ってたかなぁ・・・) アンコールの手拍子が早いっ!腕が痛いぞ〜! カイコールはあまりなかったが、再びメンバーが登場すると歓声が上がる。 「きんぽうげ」。盛り上がってないわけじゃないんだ、そうか、私の周り、誰も歌ってないんだ。 だけど、座る人がいるわけでもなく、みんな立ち上がって手拍子してる。 みんな、楽しんでるんだな、そう思ったらちょっと胸がすっとした。 メンバー紹介。 「ギター佐藤英二」「リードギター田中一郎」。今までずっと聞いてたメンバー紹介なのに、「リードギター」の言葉に急に涙があふれてしまった。 そして、新潟終わったら武道館、武道館で最後なんだ・・・と急に頭に浮かび、胸が苦しくなる。 それを消そうと「漂泊者(アウトロー)」では大きな声で歌った。 「観覧車’82」。 アンコール2回目。 「破れたハートを売り物に」。 何だ!この景色は!!!!今回の私の席から見える甲斐バンド。切な過ぎる!!! うまく説明できないんだけど、今までにない感情がこみ上げて来た。 「ラヴ・マイナス・ゼロ」。「サンキュー、じゃあね」を言う甲斐さんの顔は見れなかった・・・。 「街路」「100万$ナイト」。ぎっくり首は大丈夫なのか?甲斐さん。 全身で力強く歌う甲斐さん。 松藤さんも全身でドラムを叩く。 一郎の悲しいギターの音も胸をしめつける。 3人のその姿が私の席からは壮絶に見えた。 やっぱりうまく説明できないけど、今回のツアーの中で、一番の感動だった・・・。 歌い終わった甲斐さんは放心状態。いつもの顔じゃない・・・。 だけど、みんなが中央に集まり、手をつなぎ挨拶すると笑顔が。 抱き合うみんな。 そして最後は甲斐バンドの3人に。 「ありがとう〜」。会場のあっちこっちから声が聞こえた。 私も本当にありがとう〜と言う気持ちでいっぱいだった。 頭がボーっとして動けなかった。 最後、袖に戻る時、松藤さん用のマイクスタンドにちょっとつまづいちゃった甲斐さん。 あの一瞬でちょっと現実に引き戻されました。(助かった) 最後にどうでもいい話だけど・・・。 新幹線で燕三条を通る時に、高橋克実さんの顔が浮かんだと言う甲斐さん。 私は全然浮かばなかった(^-^; 帰りにでも思い出そうと思ったが、やっぱり思い出せずに東京に着いてしまった。 |