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「Kai Band 2007 ONE NIGHT STAND |
ギター:田中一郎、佐藤英二、ギター他:松藤英男、ベース:坂井紀雄、ドラム:JAH-RAH キーボード:前野知常、パーカッション:マック清水、サックス:鈴木明男 |
演奏曲 |
突然発表された紙ジャケシリーズ発売&甲斐バンドコンサート。 秋のツアーの流れから、2007年の締めがこうなるなんて、全く予想がつかなかった。 チケット発売から心の準備もないままライブに突入した感じがする。 それでもセイヤングやファンクラブの会報で、サポートメンバーの話題になると嬉しさとドキドキでいっぱいになった。 一番のサプライズはやっぱりマック清水。 セイヤングでの甲斐さんの話しだと、そのままいい感じに年月を経てきたらしいので、パフォーマンスは地味だけど心が騒ぐあのパーカッションをまた聴けると思うと本当に楽しみだった。 会場のステラボールの建物は水族館の中にある。 会場の入り口が最初どこにあるのかわからず戸惑った。 紙ジャケシリーズを全て前日手に入れてしまった私は、並ぶ必要がなかったんだけど、友人たちが全買いする為、1番に並んだ。 待つ間、入り口からいろんなものが見えた。 テレビカメラ、スポーツ新聞の記者(たぶん。雰囲気で)その他いろんな関係者たち・・・・。 少々開場が遅れたので長い時間、ドキドキしながらそれを見ていた。 中に入り、友人たちはCDを購入。 予想に反して売り場がきちんと対応できていなくて少々混乱気味。 人がどんどん入ってくるので、私は先に席についた。 |
開場は横に広く、奥行きがない。 私の席は5列目だったがステージから外れてしまう左の横だったので、たぶん見えないんだろうなぁ・・・と想像していた通り、ステージの右側奥がものすごく遠い。 左側ももしかしたら見えないかも・・・・。 それでもチケットが取れなかった人が大勢いる中で、こうしてこの場所にいられるだけでも幸せだ。 ふと上を見上げた友人が「あ、ミラーボール」。・・・本当だ(^-^;少し見えてる。 ステージ右上には人がいる。カメラ?と思ったら、甲斐さん専用スポットライトでした! 手動!!何か懐かしい光景。昔は手動の照明は当たり前だったけどね。 生中継、しっかり録画できてるだろうか、そんな心配をしながら始まるのを待っていた。 静かに流れていたBGMのボリュームが下がり、今までにはかかった事のない曲が大音量で流れる。(曲名、アーチスト名わかりません(^-^;) 「カイー」。いつものソロコンサートよりも始まる前の声が多いし、会場はピリピリした緊張感でいっぱい。 最初から置かれていた中央のマイクスタンドは1本。 1曲目の「破れたハートを売り物に」のイントロが流れると、マイクスタンドが4本になる。 幾度と見た光景。これで来たか〜! 左から英二さん、松藤さん、甲斐さん、一郎の順。 人の頭で甲斐さんと一郎の顔が見えたり見えなかったり・・・。 いつもだったら悔しくて泣いてる所だけど、会場の雰囲気がそうさせなかった。 「らせん階段」はやっぱり懐かしいライブバージョン。松藤さんはアコギ。 「ランデヴー」は一郎のギターを弾いてる姿がほとんど見えず、音だけを楽しむ。 黒いギターは1roモデルだろうか・・・。(テレビで見たらすごい迫力だった) この3曲でもう会場はすごい熱気!私も汗だくで歌い、踊った。 「サンキュー、みんな感謝してるよ」と甲斐さん。 「ナイト・ウエイヴ」では間奏のキーボードがとっても懐かしい音を出していた。 スポーツ紙に、当時使っていたハモンドオルガンを使ったと書かれていたのでそうなのかも知れない。 気付くとマックは私の視界一直線!高台に上っているマックだけ、全て見えたのでした。 懐かしいパーカッション。 甲斐さんの言う通り、そのまんまいい感じに歳を重ねてる。素敵なおじさんだ〜。 「松藤英男が歌ってくれる」と言ってステージを去る甲斐さんもいつものこと。 「ビューティフル・エネルギー」。 だけど松藤さんが1番を歌ってる途中に戻ってきた甲斐さん、2番を歌う。 バンドスタイルでは初めてかも。 昔は松藤さん、ドラム叩きながら歌ってたのにねぇ〜。 エンディング、マイナーコードで終わる、あの終わり方にぐっと来て泣きそうになった。 「今夜は選ばれし人たち。5分でチケットが売り切れた。破れた人たちの事を考えろ」と甲斐さん。 きっと1曲目から私たちの熱すぎるこの思いを感じてくれたんだろうね。 「次回からツェッペリン方式にしようかな。キャパを決めてインタネットで・・・。」 え??次回って言った?次回もあるの? セイヤングで一夜限りだからみんな4月からのソロコンサートに来てくれって言ってたのに。 冷静に今、考えると、すぐやるって意味ではないようで、いつかまた次ぎにやる時はって意味なのかな。 「とにかく最後まで楽しんで、やるよ〜」。 「BLUE LETTER」でサングラスを外す。お!テレビ用メイク。ちょっと濃いアイシャドー。 「裏切りの街角」はイントロが短くなっていた〜。 「今夜は紙ジャケリリース記念を祝してのライブ。おめでたいことです。1枚目のらいむらいとも元に戻り、誘惑もオリジナルに戻り・・・」。と紙ジャケと今回のライブについての説明を少し。 橋下弁護士の話しになると「生放送だよね」と後ろから声が! 私は一郎の声かと思ったんだけど、甲斐さんが「松藤うるさい」と言っていたし、録画したテレビを見たらやっぱり松藤さんの声みたいでした。(一郎がそんな事言うわけないもんね。松藤さんだからこそ言える一言) 紙ジャケ=亀田家の話しもしてましたが、いつものライブよりはとっても短く終わった。 「安奈」。一郎のギターがやさしい。 「嵐の季節」。この曲がここに!最近はラスト近くに歌う事が多かったので意外。 昔は真ん中あたりで歌われていたなぁとしみじみ・・・・。 この間奏のキーボードもハモンドオルガンなのか?(よくわかりません(^-^;) 一郎は赤いギターだ。これも1roモデル?(これもはっきりわかりません・・・(^-^;) 「氷のくちびる」に入る前、マックとジャラのパーカッションが〜〜!!! この辺から泣きっぱなしになる私。 間奏のギターは甲斐さんと一郎が並ぶ。 アコギを弾いていた松藤さんはいつものリコーダー。(何か不思議) 「翼あるもの」へ行く前のパーカッションも涙もの!!(録画した映像を見ながら再び泣きました) マックとジャラのパーカッションが続いていく。 「地下室のメロディー」では一郎が大森さんのシタールを。(たぶんそうだよね?) 確か去年のローリングサーカスレビューでつっちーもこのギターを弾いたような・・・。(違ってたらごめんなさい)。 「ポップコーンをほおばって」。間奏にパーカッション。これもやっぱり心が躍ります。 ライトも懐かしいバージョンが点滅。ストロボライトのシルエットも懐かしい。 甲斐さんは新しいけどオレンジのグレッチを弾いている。 ♪君の最後の言葉を〜・・・もちろん大合唱です。 そしてさっきから私はずーっと泣きっぱなし。 「漂泊者(アウトロー)」甲斐さんが英二さんに抱きつく。そんなシーンを目の前で見ると余計泣いちゃうじゃないの〜。(なぜ泣くんだ(^-^;) 「サンキュー、ありがとうみんな」。 ここで本編終わり。え〜!?嘘のようにあっと言う間に過ぎていった。 このスピード感。だけど体は全然疲れてないから不思議。 アンコール1 会場からはたくさんのKAIコール。 出てきた一郎がピックを投げる。う〜ん・・・こっちにも来て投げてくれ〜!! 先にメンバーが出てきて「きんぽうげ」のイントロが始まる。 マックの叩く(カウベル?)にジャラのドラム。鳥肌〜。そして嬉しい〜。 甲斐さんが出てきてマイクスタンドを蹴るまで、ちょっと長めのイントロで待つ。いいね〜! とてもいい笑顔の甲斐さん。 マックの所に駆け上った時に見せた笑顔は、最近見たことのないような満面の笑顔! テレビにもその笑顔、バッチリ映ってましたね〜。 その笑顔の時、演奏はエンディングのギターの所。 英二さんと松藤さんと一郎は並んでギターを弾いていた。私の目の前で(^∇^) 坂井さんだけがポツンと残されてた。 笑顔だった甲斐さんは坂井さんの所に下りてきて、一緒に・・・と連れて行こうとするが演奏はもう終わり。 遅かったね〜。坂井さんも一緒に並んだ所、見たかったのにね〜。 「ヒーローをやるぜ!」「HERO」。 あれ?マックの隣に誰かいる。サックス持ってるが・・・・誰だかわからない。 友達が「鈴木明男だよ」と言うが、「違うよ〜」と私。 ところが、歌い終わった後のメンバー紹介で、「サックス、鈴木明男、久しぶり!」と甲斐さんが言うではないか!!!!!! えーーー!嘘でしょ〜!!と思わず大声で言ってしまった。 だって〜、別人だったんだもん。金髪の短髪で。 昔は黒髪ロンゲのサングラスじゃなかった〜?(当時の映像はビデオテープなので確認できず。近いうちに絶対確認します) すぐにわかった友人は、今年のミュージックデイですでに見ていたのだ、彼を!! そう言えば、鈴木明男が別人だったと友人から聞いていた。 だけど、あそこまで変わってるなんて本当にびっくりした。 次の「観覧車’82」でも」鈴木明男さんはサックスを吹いていたが、まだまだ私は驚きで動揺してました。(なぜそこまで動揺する、私!?) おまけに私の視界から松藤さんが消えている〜。どこへ行った?松藤さん〜。(ステージ左の後ろ、前野さんの横にいたようです) それでも間奏の回転する甲斐さんは見逃さず、お〜、回ってる回ってると喜んでましたが。(テレビではあんまり映ってませんでしたね) 1回目のアンコールは終わり。本当に息をつく暇もない〜。 再びKAIコール。 アンコール2、最後の曲はやっぱり「100万$ナイト」。 やっぱりこの曲で、大森さんへの想いが爆発してしまう。 始まった時から、見えない大森さんの姿を感じていながら考えないようにしていたんだけど。 イントロが流れた瞬間、もうダメだぁ・・・と思わず倒れそうになった。 そんな気持ちでいた為か、後半、甲斐さんの声が泣いてるように聞こえて仕方がなかった。 松藤さんは再び視界から消えて残念ながら私からは見えなかったが、映像では前野さんの下でアコギを弾いていましたね。 そして同じく視界から消えた英二さん。テレビでは英二さんの姿は前野さんの横でキーボードを弾く姿が映っていた。これもやっぱり昔のハモンド?(違ってたら、本当ごめんなさい。よく知らないもので) ミラーボールが降りてくる。 このミラーボールも昔使っていたものらしい。(新聞によると) まわるミラーボールの中で、一郎のギターは泣いていた。 甲斐さんも激しく叫ぶ。・・・・たまらない。 ステージでは全然見えなかったが、一郎のギターは335だったみたいですね。 演奏の後、客席に掲げていました。 全てが終わり、全員が一列に並んで挨拶を。 その後、甲斐さんが一郎と松藤さんと、英二さんと握手、その後ろで一郎と松藤さんが握手をしている時に、マック、ジャラ、坂井さん、前野さんが先に袖に下がり・・・・・ステージには甲斐さんと松藤さんと一郎の3人だけに・・・・・。 みんな、いい笑顔だ。なのに私は泣いている。 涙があふれて止まらなかった。ステージが涙で全然見えなくなった。 BGMはアベマリアが流れているし・・・・・。 全曲終わってしまったと言うのに、まだまだ会場ではKAIコールが止まらない。 私も本気でもっと聞きたいと思った。 もう一度、出てきてくれないかと信じてアンコールをし続けた・・・が、甲斐バンドは出てこなかった・・・。 今回のライブは本当に言葉では言い表せない感動でいっぱいの一夜でした。 ステージ上の甲斐さんが見えなくても、一郎が見えなくても、素直に音に感動できたし、見えなくて当たり前の武道館のアリーナ席後ろを思えば、こんなの普通じゃん!(とちょっとやけくそ気味もありますが) 2007年の甲斐バンド、素敵でした。 ソロの甲斐さんももちろん素敵だけど、一年に1度、甲斐バンドを見るのもいいかな・・・なんて思ってしまいます。 でもチケット取るのが大変だからな・・・・。でもやっぱり見たい(#^.^#) |