「Classic Kai」

2005年9月15日(木) 
なんばHatch(大阪)


ギター:松藤英男、アコーディオン他:前野知常、
ストリングスのお姉さん4名(チェロ、ビオラ、バイオリン2名)


 
まず始めに書いておきます。今回は長いレポになりますよ〜。

 
初めての大阪、難波。
なんば駅を降り、地下街を通って外に出ると、泊まるホテルとHatchの真ん中あたりに出た。
上を高速が走っていて、その奥に変わった建物が見える。
たぶんあれがHatchだろうな〜と友達とあれこれ地図を見ながら話していると、おじさんが「どこに行きたいの」と声をかけてきてくれた。
おじさんのおかげではっきりと方向がわかり、まずはホテルでチェックイン。
Hatchへ一度行って場所を確認する。
食事する所がなかったので地下街で食事。
時間があまりないのに食べ過ぎた、緊張感のない私(^-^;
でもクラッシックKaiでお腹が鳴っても困るしね。

演奏曲

かけがえのないもの#2
昨日鳴る鐘の音
かりそめのスウィング
甘いkissをしようぜ
安奈
LADY
裏切りの街角
花・太陽・雨
イエロー・キャブ
風が唄った日
破れたハートを売り物に
風の中の火のように
漂泊者(アウトロー)

アンコール1
翼あるもの
冷血(コールド・ブラッド)
レイニー・ドライブ

アンコール2
熱狂(ステージ)
バス通り

 会場には開演ちょっと前に着き、並んで早めに中に入った。
赤と白のワインセットがあったけどこれは重いので東京で買う事にして、ワインを入れる袋だけを購入。
後で考えたら、ワインセットを買えば袋も付いてくるんだから先に袋だけを購入することもなかったな〜・・・・。
ワイン買わないかも知れないし、いっか(^-^;
ドリンクを受け取り
、中へ。
会場はスモークで真っ白。そして寒い!!
ステージ両脇には炎。(もちろん作り物)
今回の席は左側の前野さん側で中央寄り。
全員がよく見えるなかなかの席。
席に座ってみるとステージがものすごく高い。
このままずっと座っていたら首が痛くなりそう。
スモークがあまりにも白くてステージが見えない。
ストリングスはきっと後方だろうけど、どこに座るのか、それさえも見えないくらい真っ白。
会場に流れていた音楽はいつものように映画音楽かな。
その途中に、確か2001年の甲斐バンド復活の時にもかかっていた曲(クレイジーレイジーとかヘイジーとか言うタイトルの)もあって、友達と二人でそれに反応して始まるのかと一瞬思ってしまったけど、会場は無反応。あれ〜?
で、本物のオープニング曲がかかり(アコギと同じ)会場はやっと反応し手拍子が始まった。
大阪はノリがいいと聞いていたけど静かだそ〜?初日だからみんな緊張してる?(周りを見渡すと結構年配の男性が多かったなぁ)
でも甲斐さんたちが登場すると男性の太い声で「甲斐〜」とコールがかかる。
 3人がイスに腰掛け、1曲目は「かけがえのないもの#2」
お〜、この曲から始まったか〜。
最初はストリングスなしの3人のみで前野さんのキーボードと松藤さんのギターのみ。コーラスが心地よい。
前野さんと甲斐さんは黒のサングラス、松藤さんは・・・サングラスしてないけど髪の毛は長くてあごひげが〜!!
松藤さんって髪の毛が伸びるの早いよね。
だから、ちょっと見ないと長くなってるのはいつもの事なんだけど、今回はあまりにも無防備にのびてあごひげも長くインパクトありすぎ(^-^;驚いた。
甲斐さんはちょっとラメ入り薄手の黒のジャケット、中には黒地に白のストライプシャツ。
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のジャックみたいで友人と大ウケ!
(顔が大きくまん丸で甲斐さん似のジャックの写真→)
ボタンは真ん中の1つだけしてた。
曲の途中で4人のストリングスのお姉さんが暗闇の中、席に着く。
 登場した時の「甲斐〜」と言う声もなく、しんみりと2曲目へ。
なんとな〜く会場には緊張感が漂っていてピリピリ。
「昨日鳴る鐘の音」。うお〜!!
松藤さんのギターの後に弦が入るがちょっと最初音が低くて聞こえなくてヒヤヒヤしたが、すぐに回復。
あ!お姉さんたち、妙なサングラスをしてる。4人とも。
ライトが眩しいのかなぁ・・でも楽譜見えづらくないのかなぁ・・と疑問を持ったが、後でこれは解明される。
前野さんのアコーディオンの間奏がたまらない!!見たことないアコーディオンだったような気がします。(白っぽくて黒っぽい・・)
甲斐さんは22ぐらいの時に作った「コンドルは飛んで行く」をお送りしました。って言ってましたが似てる?
う〜ん、わからないが、松藤さんはうんうん、と喜んでいた。
そして3曲目は「かりそめのスウィング」。鳥肌〜!
座っていた甲斐さんも立ち上がって歌う。
外は暑かったけど会場の中は冷房で寒くて気分的にもぴったり。
後半、ちょっと歌詞がもごもごしてたけど最高でした。
さっきまで感じていた会場のピリピリ感はもうなくなっていて甲斐コールが響いていた。
甲斐さんも「立って歌わないとね」って言ってた。
「甘いkissをしようぜ」。甲斐さんは「人の曲はやりたくないんだけど」といつもの松藤さんいじめ!
前野さんのキーボードとストリングスがとっても美しい!!
前野さんは途中、電子ホーンも吹いていた。
すごく豪華でした。
「安奈」。いつも聞く安奈だけどとっても新鮮に感じた。
レコーディングの時のスコア通りにやったそうだ。
やっぱりストリングス入りだと豪華だな〜。
豪華、豪華って他の表現がないのか。でもその言葉がぴったりなんだ。
聞く曲全てが豪華に感じる。1曲1曲に感動。
「LADY」。歌いだしの甲斐さんの声で、この曲が発売された当時の若かったあの頃の自分を思い出し、シングルジャケットが頭にバーンと浮かび、そして大森さんの顔が浮かんだ。
切なくて苦しくて涙が出そうだった。
「裏切りの街角」。いつものように、松藤さんのギターから始まり、甲斐さんのハーモニカ、そして歌へ。
途中から弦が入り、お〜!(いちいち反応)
前野さんのキーボードの音色も綺麗だった。
「花・太陽・雨」このあたりからかな、松藤さんが激しくなっていったのは。松藤さんから目が離せなくなってしまった。おひげも目につくし。
この曲は何度聞いてもいい。でも今回はさらにスペシャル。
聞いててドキドキ感がプラス。これは松藤さんの激しさだけじゃない。やっぱり弦の威力か。
「イエロー・キャブ」。イントロ聞いただけでは何かわからなかった。
甲斐さんがサングラスを外す。歌詞は見なくていいのね。(ちょっとだけ間違ってたけど)
照明が綺麗。サーチライトに左から右に流れる照明。
バンドライブの時の雰囲気と同じ。
そして盛り上がりの間奏でのストリングス&松藤さんの激しいギター。ドラマチックな展開。
すご
かったな〜。
これだけでも迫力あるんだからバンドスタイルだったらもっともっとすごいのかな。
このシンプルな音のみだからこそなのかも知れないけど。
「風が唄った日」。この曲は誰もが演ってくれると思っていたはず。
もちろん私もそう。
イントロが聞こえて来た時にはもう鳥肌!
歌の途中で大拍手が起こるくらい。
私は祈るように聞き入っていて拍手なんてしてられなかったけど。
初めてこの曲を聞いた寒い冬。またまた昔を思い出していた。
演奏が終わった後、いつまでも鳴り止まない歓声と拍手。
本当に本当に素晴らしかった。
素晴らしかった上に次に聞こえて来たのは弦から始まる「破れたハートを売り物に」
うあ〜!!!!!!!!
やっぱりここでも鳥肌。
一気にみんな立ち上がり大合唱。
大声で歌った。気持ちよかった〜。
やっぱり演奏が終わった後に大歓声。
ここでお姉さんたち、退席したんだっけ?記憶が曖昧だけど、たぶんそう。
勢いに乗って「風の中の火のように」
いつもよりもノリがよかったような気がする。(大阪初体験だからいつもとは比較できないけど)
「漂泊者(アウトロー)」。これです、これ!松藤さんが最高に激しくなったのは〜!
下から見上げていたせいなのか、髪を振り乱してギターかき鳴らしてた。
自分に向けてるマイクが邪魔でマイクをよける時も、マイクが一回転するんじゃないかってくらい、ブンッって押してたしね。すごかった〜。
会場も最高潮で大合唱。寒かった会場の温度が一気に上がった。
ここで本編終了。

 この辺で前半のMCを覚えてる限り。
甲斐さんの長いMCの間、ストリングスのお姉さんが心配だったけど、楽しそうに話を聞いてましたよ。
甲斐さんも時々気にしながら話してましたけど。

●今回のタイトル「
Classic Kai」について。
まるで発表会のよう(クラッシック会)、疑問符つきで「クラッシックカイ?」などと言う甲斐さん。
こんな面白い事、言われるまで気づかなかったよ〜。(うまいっ)
●北海道、湧別でのバー「ホルスタイン」&裏プリンス。
バー「ホルスタイン」を探す旅人の甲斐さん。ホストに間違えられた。
ロシア人をロシア兵と言い、松藤さんに突っ込まれるがこれは完全にネタになってますね!
絶対わざとです、甲斐さん。
紋別プリンスホテルなのに名前だけでプリンスホテルじゃなかった。
好きだね〜、この話。ちょっと微妙に最初の話しから変化してるような(^-^;いつものことか。
でも甲斐さんも楽しそうだし内容も面白いからね。
●今月末にTBSでこのスタイルで2時間か3時間・・・。
歌謡曲もいっぱい・・・とか何とか言っていたんだけど、これってテレビに出るって事だよね?あんまり聞き取れなかったんだけど、まわりでは「あ〜」なんて声が聞こえたからそんな番組があるって事かな。
●一色まことの「ピアノの森」(マンガ)の主人公はカイ。
一色まことは、以前にも知り合いだと甲斐さんが話していて、私も大好きな「花田少年史」を書いた人。
そうなんだ。絶対読まなくちゃ!
●来年はもっと大きい所でやろうと思ってる。
これが成功したらもっと大きな展開でと言っていた。
本当?甲斐さん!ラジオでも言ってたので間違いないのかな。
「今までやっていたアコギはこの為にあった」と言うような事を言っていた気がする。
●松藤さんの紹介は「Mくん」。
松藤さんは「Kくん」と返す。最高!!

アンコール

甲斐さん1人で出てきた!ジャックだぁ〜。
ジャケットを脱いで黒に白のストライプシャツ1枚。
ギター1本での「翼あるもの」。もちろん大合唱。そして、大きな拍手。
再びお姉さんが出てきて甲斐さんの迫力あるギターで「冷血(コールド・ブラッド)」
これもスピード感あってとってもよかった。やっぱり大きな拍手が鳴り止まなかった。
そして、松藤さんと前野さんがここで再度登場。
前野さんはここでアコギくんTシャツにお着替えだったかな?
ストリングスのお姉さんの紹介があったけど、右からチェロ、ビオラ、セカンドバイオリン、ファーストバイオリンの順で全員名前も紹介してくれたけど、ファーストバイオリンのクラッシャー木村さんの名前しか覚えていません(^-^;
インパクトありましたからね〜、名前もポーズも甲斐さんの紹介も。(あのポーズはアイーン?チョップ?)
そして、サングラスの意味が判明。甲斐さんがかけさせていたのだ!
アンコールでは素顔で出てきました。
みんな綺麗で素敵なお姉さんでした。(お姉さんと言っても全員私より年下だろうけど)
「レイニー・ドライブ」。何度も何度も同じ感想しか書けないけど、本当に豪華。
3人のハーモニーとストリングスと照明、全て重なった所が最高でした!
甲斐さんは帰り際、ストライプシャツを脱ぎそうで脱がない。脱いだらタンクトップなのに。
腕がチラッチラっと見えるので、心の中で脱げ〜、脱げ〜なんて思ってたりして(^-^;
結局脱がなかった。

アンコール2
2回目のアンコールはすぐ出てきた。甲斐さんと前野さんと松藤さんの3人。
松藤さんは頭にサングラスを挿していた。
甲斐さんは
、Vネックに光る石が付いてるいつもの白いシャツ。
前野さんのキーボードから始まる「熱狂(ステージ)」
甲斐さん、1番の歌詞間違っちゃったね〜。
♪バスに揺られ〜、夜汽車に揺られ〜。両方に揺られちゃった。
マイクをつかむたびに浮かび上がる甲斐さんの腕の筋肉。
光の加減なのか気のせいなのか、肉が落ちたように感じた。(腕が細く見えた)
ストリングスのお姉さんを入れてから次の曲に行くまでのMCが恐ろしく長かった。
いいんだけどね。楽しいから。お姉さん、飽きてないかな〜。

気分がいいのか、「さあ、アップルパイをやる時間がきました」って自分で言った!!
いつもなら会場から声がかかってからうるさいって返すパターンなのにね。 
盛り上がりながらもしっとりした雰囲気の会場に、大阪らしくないって甲斐さんは言ってた。
らしくないところを喜んでたみたい。
花園ラグビー場での初めて聞くエピソードも聞かせてくれた。
クッションをぶつけたのも暴動も許す、(この話をしてる時、ストリングスのお姉さんはすごくウケてました)
みんな許すが、客席にあるマイクに向かって3人の男が禁止用語の3文字を5分くらい連呼してたのは許せなかったそうだ!!(笑ってたけどね)
他のマイクにまわってなかったからよかったけど、当時は許せなかったと笑って言ってました。
怒らないから正直に手を挙げてと言ってたけど、当然手を挙げるものはなし。(ネタバレBBSで告白してる人、いましたね〜)
そんな話をした後に「バス通り」。なんて流れだ〜。
歌う前に甲斐さんが叫んだ言葉、「最後の曲だ〜!」。
ずっと厳かな感じだったのに、最後はおたけび。クラシカルなKAIじゃないじゃん。
いつもの甲斐さんらしくてとってもよかったけど。
しかもイントロの途中でギターを弾くのをやめる甲斐さん。
何事?と思ったらマイクの位置が違ったら怒られるってやり直し。(誰に怒られるの〜)
撮影はしてなかったけど、やっぱり音は録ってるって事か。
終わった後はやっぱり大拍手。
甲斐さんはこの曲(バス通り)に弦はいらないと言ってたけど、とっても素敵でしたよ。

あっと言う間の感動の2時間でした。

 会場が寒くてステージが高いから首は痛いし腕は痛いし、手拍子してられないくらい右腕ガチガチ。
これは単なる運動不足か。
松藤さんは結構マイクにギターをガンとぶつけたり、甲斐さんが話してる時に何かやってるしマイペース。
歌ってる時も歌ってない時も、松藤さんばかりに気持ちも目線も行ってたな〜。