KAI 30th ANNIVERSARY TOUR
PARTY 30

2004年10月9日(土) 
仙台青年文化センター


ギター:土屋公平、ベース:坂井紀雄、キーボード他:前野知常・松藤英男、ドラム:JAH-RAH
 
台風が来ていた。もしかしたら関東上陸するかも知れない・・・。
仙台は初めて。
どんな雰囲気なのか期待でいっぱいだったのに、この2〜3日は台風の心配ばかりしてた。
そんな不安の中迎えたこの日、電車が止まるのを心配して朝早く東京駅へ向かうとものすごい混んでた。
そうだ、3連休の初日だったんだ・・・・。
旅行に出かける人たちが台風の為に出発を早めたようで、みどりの窓口は指定席を取る為に並ぶ人でいっぱい。朝9時で指定席は満席、自由席の列にもたくさんの人、人、人。
指定を取ってなかったので並ぶしかない。でも運よく早い便に座れて台風の影響もなく仙台に到着。
その後も雨には降られたものの、強風と大雨の時間はライブ中で、終わってから外に出るともう小雨。
全く台風の影響はなく、ここ1週間の心配は何だったんだろうと拍子抜け。
それに、お昼頃には混雑もおさまったらしい。早く出すぎたか。
でもよかった、ライブが中止にならなくて。
私が行けないって事は甲斐さんも仙台に入れないって事だから。 

演奏曲

ポップコーンをほおばって
きんぽうげ
ダイナマイトが150屯
電光石火BABY
FIGHT THE FUTURE
裏切りの街角
東京の一夜
くだけたネオンサイン
シーズン
ナイト・ウェイブ
地下室のメロディー
港からやってきた女
嵐の季節

休憩

テレフォン・ノイローゼ
ビューティフル・エネルギー
BLUE LETTER
安奈
最後の夜汽車
レイン
幻惑されて
三つ数えろ
氷のくちびる
翼あるもの
漂泊者(アウトロー)
冷血(コールド・ブラッド)
HERO(ヒーローになる時、それは今)

アンコール1
ブライトン・ロック
風の中の火のように
観覧車’82

アンコール2
ラヴ・マイナス・ゼロ
破れたハートを売り物に

 Party30は4本目でもう慣れたもの。なーんて思っていたら、会場に着いた時はもう開場時間を過ぎていて、あと20分で始まると言う時間。開場時間が30分しかなかったんだっけ。
朝あんなに早く家を出たのにギリギリ行動になってしまった(^-^;
中に入って自分の席を確認。すごーい、いい席だぁ。
私の席はステージ右側坂井さん側の前方で、前も通路左も通路。
シアターホールだからなのか、席の間がすごくあいていて、座っても立っても見やすい。これはいいぞー。
後は前に背の高い人がいなければ。

 会場にはいつものように「グッド・フェローズ」。なぜか会場はシーン・・・・。静かだ・・・。
これで盛り上がるんだろうか。急に心配になる。
「グッド・フェローズ」がフェイドアウト・・シーン・・・・・。
「25時の追跡」が流れる。・・・・・やっぱり静かだ。手拍子はおきるものの立ち上がる人も少ない。ますます不安・・・・。
メンバーが入ってくると、さすがに会場から少々掛け声。
ポップコーンをほおばって」のイントロが流れ、甲斐さんが歌いはじめると、一気に熱が上がった!!!
今回のポップコーンのイントロはやっぱり悲しくて切ない。
胸がキューンと痛くなる。
でも、みんなこぶしをあげ、テンションがあがってくるのがわかる。
盛り上がるんだろうかなんて心配した私がバカでした。
ラッキーな事に、私の前には視界をさえぎるような背の高い人は一人もいなくて、ステージ上の全てが見事に見える!
甲斐さんを見るとその横には松藤さんもジャラもつっちーも見えるし、坂井さんを見れば前野さんが見える。最高だ〜。
今までの中で一番見やすくて、甲斐さんからの視線もまっすぐ降りてきて、でへへへへ・・・また独りよがりだけど、見つめられているかのよう(#^.^#)。
ステージは低めで、床も少しスロープになってるんだろうか、とっても見やすい。
つっちはー帽子をかぶっていなかった。
私の前には誰もいないし、通路側なので誰にも邪魔されない自分だけの空間ができていた。
だから大声で甲斐さんと一緒に歌う事ができた。
気持ちいい〜!!こんなに大声で歌うのは久しぶり。
いつも歌ってはいるけど、こんなにお腹の底から声を出して歌うなんて最近はなかった。
「きんぽうげ」。まだ2曲目なのにのどが痛い!でも歌いたい〜。
×××が赤く光る。奥行きがある会場なので×がものすごく映えるし見やすい。
「ダイナマイトが150屯」ではいつものマイクスタンドクルクル。今回は右腕に絡むがすぐに解けた。
甲斐さんの衣装は白のVネックに右側にキラキラ石がついてるもので群馬と愛媛で着ていたものに似ていたけど、ちょっと素材が違うような気がした。裾はカットしてあって、少々糸がほつれていた。
そのシャツの上に、キラキラがついたジャケット。
ジャケットを脱ぐと左腕の真ん中に一粒ラメが光ってる。
このラメ、ジャケットから落ちてくっついてるみたい。
ラメ入りジャケットのラメが東京より減ってると友達が教えてくれた!そうか〜。

FIGHT THE FUTURE」すっかりお気に入り。元気がでます。
最後の♪FIGHT THE FUTURE〜の所で、ななななんと、甲斐さんは頭の上で×を作ったのだ〜。
ごめんなさーい、思わず笑っちゃったけど新しい振り付け?
甲斐さんは結構こっち側に来る。何度も何度も来てくれて、その都度甲斐さんの視線にメロメロ。
だってまっすぐこっちを見ると、ちょうど私の目の高さなんだもん〜。甲斐さんには絶対こっちは見えてないんだけど、私は見つめられてると思ってるから、ますますテンション上がる〜。もう、舞い上がってます。
だけど、あれ?坂井さんが今日は静かだなぁ。どうしたんだろう。

「くだけたネオンサイン」。上がりすぎていた熱が落ち着いて来て今度は一気に涙・・・。
松藤さんのギターの音も切ないよぉ・・・・。
歌い終わった甲斐さん、演奏が続く中、上を向いて何か言ってる。大森さんに何か話しかけていたのかな、そう見えた。私もやっぱり心の中でつぶやいた「大森さん・・・」。
演奏が終わって電気が落ちると、松藤さんはギターを掲げた。
「シーズン」が痛い胸を和らげてくれる。
「ナイト・ウエイブ」では会場に本当にウエイブが起きていた。みんな、気持ちよさそうに踊ってる。
甲斐さんが一度袖に引っ込み、つっちーの指差し紹介で全員のソロ。ここも毎回いいよねー。
再び出てきた甲斐さんの、最後の♪ナーイト・ウエーイブは、初めて坂井さんのマイクで。
ここまで来なくても〜。途中に自分のマイクがあるのにね。でも、こんな小さな事が楽しい。
港からやってきた女」では、あまりにも甲斐さんのご機嫌さにびっくり。
ステージ動き回っていて、2番に入るのをすっかり忘れてたみたいで、おっと〜って感じで途中から歌いだした。私も出だしが遅れてる事に気付いたのは甲斐さんが歌いだしてから。
もーー、ぶっ飛び過ぎ〜。楽しいから仕方ないんだよねー。
そして、最後のふぅ〜の時は、つっちーがこけそうになる!
体を斜めにしてギター持ちながらのふぅ〜だから、少々バランスを崩したみたい。
よかった、こけなくて。あれでこけたら大変よねー。いやー、でも盛り上がったねー。
「嵐の季節」、この曲に入る前に、必ずつっちはギターをまるで試し弾きのようにポロっと嵐の季節の最初ののコードを弾く。
これを聞くと、ジョージがよく裏切りの街角の出だしをポロっと弾いてたのを思い出すんだよね。
「さー、これから嵐の季節が始まるよー、腕が痛くなるよ〜」ってつっちーが言ってるみたいで毎回面白い。

ここまで大声で歌い踊っていたので、今回の嵐のこぶしは途中でやめたくなるほどきつかった。
でも意地だからやり通した。そう。ここで全身筋肉痛になったんだよね、きっと。

15分休憩。

 「テレフォン・ノイローゼ」で第二部開始。
結局群馬だけこの曲はカットされたんだよねー。ある意味貴重だけど群馬しか行かなかった人は納得してないだろうなー。(帰りの新幹線の為に減らされたんだもんね。おかげで私も帰る事ができたんだけど)
MCコーナーではやっぱり仙台の旬な話題「ライブドアの堀江です」から始まったが、私には野球の話しはさっぱり。だからあまり内容は覚えてない(^-^;
”みなある中”話しはもちろんした。(甲斐さんの話しでは、その中学生がHPで転校したいなんて書いてるって事にまでエスカレートしていたのでネットで調べてみたら、南アルプス中学校は略してアル中になるので、生徒の反対で却下されたって書いてたよ〜。甲斐さん、やっぱりそれってネタ?実際は南アルプス市立○○中学校って言うのが何校かありました)
あ、そうだ。会場から甲斐さんに話しかける人に対して「丸くなったと思ってるだろうけど、人間はそうそう変わらないんだから」とズバっと一言。「うるさい」って言ってたな。(当然だ)
「最後の夜汽車」ではイントロのピアノ、前野さんが音を外す(^-^;
おいおい〜って思ったけど、甲斐さんが歌いだしたとたん、何故か涙が止まらなくなった。今日の一番の曲。
この曲は何度も何度も聞いてるのに、今回は涙腺にきたー・・・。
特に「僕が淋しいって言ったら・・・」の所、頬に優しく手をやりながら・・・のシーンが浮かんだ。
甲斐さんの頬に手をやる女性の姿。そしたらますます涙が・・・・。(嫉妬心じゃないよ、これは)
「最後の夜汽車」と「レイン」の2曲の時だけ、白いシャツをVネックシャツの上に着てた。
「三つ数えろ」、ウフッフ〜のコーラスで、前野さんが指パッチン(何て言うんだっけフィンガースナップ?)しながらコーラスしてたのが目についた。
「翼あるもの」、やっぱり何度聞いてもこの曲はワクワクする。
間奏で前野さんのキーボードの所からかけてくる所は、毎回毎回「キャー」って叫びたくなる。
今回はあまりにも甲斐さんが勢いよくマイクまでかけてくるから、ステージの下に落ちるんじゃないかとドキドキした。
それにいつもの最後のポーズ、いつもより短かった。いつまでたっても手を広げないから、どうしたんだろうって今度はビクビクしてた。(曲に入り込んでたぶん忘れちゃったんじゃないかと・・・・)
「漂泊者(アウトロー)」、坂井さんの回転を期待してたけど回らない。どうしちゃったの?今日の坂井さん。
冷血(コールド・ブラッド)」では、いつもよりたくさん両腕ザワザワやってた。
私はこの甲斐さんの行動を”冷たい血が腕にいっぱい流れてるんだよ、ザワザワ・・・”っつ思ってるんだけど、友達は”ゾンビがたくさん振り払ってザワザワ・・・”だと言う。それぞれの解釈で面白いね。
ザワザワやってる甲斐さんが一番面白いけど。
最後の”ゾンビに後ろに押されて倒れそう”みたいな感じもね。
「HERO」では「この魂の全てでお前を愛してるさ」の歌詞の所で、ずーっと私の方向を見て歌ってた!!
もちろん私に歌ってたと勝手に思ってますよ〜。この時はもう〜しびれましたねー。相変わらず単純。
ここで第二部は終り。
やっぱり今日は右側(私側)にばっかり甲斐さん来てる。
決して左側が盛り上がってないわけじゃないのに、こっちばかり来てた〜。嬉しい〜。

 アンコール1「ブライトン・ロック」。甲斐さんは黒の袖なしシャツ。首がまた切ってある。
元気だー、甲斐さん。私は歌いすぎでもうヘロヘロ。でもまだまだ歌うぞ〜。
♪オレの導火線に火がついて〜・・あえて突っ込まないけど、激しかったね〜(≧□≦)
「ラヴ・マイナス・ゼロ」
サンキュー30周年、じゃあね」やっぱり「またね」は入ってない。
武道館では何て言うんだろう。あ、この曲、やらないのかな。
「破れたハートを売り物に」、イントロ聞いただけでゾゾゾーっと鳥肌。
会場からの甲斐コール&叫び声とマイクスタンド4本のシルエット。
見慣れたはずなのにねー。
私のPARTY30もこれで終りなんだと思うとやっぱり感動も大きい。
武道館でもきっとこのスタイルは見れるだろうけどね。
今日はおとなしかった坂井さんと、松藤さんの楽しそうな顔。それを見てるだけで感動の涙です。
私も最後の力を振り絞って一緒に歌う。本当にありがとう〜と言う気持ちでいっぱい。
「11月6日、武道館で会おう」そう甲斐さんは言い残した。
あーーー、終わってしまった〜。
会場に流れる「かけがえのないもの#2」(この曲もライブで聴きたかったなあ)
甲斐さんに見つめ続けられた3時間15分。幸せ〜(●^o^●)

 4ヶ所行ったライブの中で一番よかった。
会場も見やすかったし、音も聞きやすかったし、とにかく甲斐さんがこっち側によく来てくれた。
甲斐さんの視線がちょうど私の視線と同じ位置だった。それが一番かな。
最前列で見るよりもドキドキしたかも。