KAI YOSHIHIRO 
Series of Dreams Tour Vol.3(
1987-2003)

2003年11月23日(日)パストラルかぞ(埼玉)

ギター:土屋公平、ベース:坂井紀雄、キーボード:前野知常・松藤英男、ドラム:JAH-RAH
 
 今回でシリーズ最後。
初日が行ける距離でよかったー。ネタバレ我慢は体に悪い。
行ける距離とは言うものの、片道2時間半!長い旅でした。
歩いて20分と言うが、駅から相当遠い。
車で来た友人に駅まで迎えに来てもらったので歩かずに済んだけど、本当に歩いて20分かなぁ・・・。
そして、会場のまわりは・・・本当に何もない。
会場に貼られていた、甲斐さんのポスターには「剥ぎ取り禁止」の文字(^-^;
なんだかいつもとは違うのーんびりとした雰囲気で開場を待つ。
開場してちょっとしてから中に入ったので、もうすでにグッズ売り場は人、人、人!
買えそうにないので、友人にCDカードだけ先に買ってもらって、後は終わってからにしようと席についた。

 中は2階席がなく、横の上に少々席があるだけ。1階席は満席のよう。
私はちょっと後ろだったけど、ステージ中央の席だったので、初日としては全て見渡せるいい席だった。
復活甲斐バンド(1996年)から使っていたステージが今回はない。会場のステージそのままのようだ。
あのステージがあるとステージが高くて、ライトがまぶしすぎるし、前の列だと首が痛くなる。
この会場は広いし、あのステージが入らないとは思えないので、今回はなしのセットなんだろうな。
後ろにはどんなしかけがしてあるんだろう。トラック2台あったからなー。いつものステージがないのにあのトラックだから、すごいものが出てくるんじゃないか、期待に胸ワクワクだった。
席に座り、ふっと気がつくと、演歌チックな女性の歌声が聞こえてくる。
え????これ何?甲斐さんが誰かに書いた曲??なんてバカな事をちょっと考えたりもしたけど、すぐにわかった。
「キル・ビル」のサントラだ〜。梶芽衣子だ〜。
そう言えば、甲斐さん、サントラを絶賛してたっけ。タランティーノの選曲はすごい、とってもいいサントラだから買えって。
だけど、これから始まるライブにはちょっと不釣合いで、会場はシーンとしていた・・・。
映画も観ていないし、サントラも聞いてないのでよくわからないが、始まる直前にかかった曲もそうだったんだろうか、少々音量が上がり、いよいよ始まる!!客電が落ちた!

 まずは坂井さん、前野さん、つっちー、ジャラの登場。松藤さんは?まだいない。
坂井さんの髪の毛が黒い。普通ー。前野さんは金髪爆発で相変わらず。
1曲目のイントロが流れる!!「電光石化BABY」だ!そして、甲斐さんが登場!!!
甲斐さんは青い皮ジャケットに黒いパンツにサングラス。
ジャケットの下は黒のファスナー付のシャツで、胸の所が銀色でちょっとこすれた感じになっている。(甲斐さん&松藤さんの好きな銀はがしのよう)
1曲目は
「電光石化BABY」かな?と予想はしていたんだけど、甲斐さんがラジオで「意外な曲から始まるからびっくりするよ」なんて言うもんだから「赤い靴のバレリーナ」とか、バラードで始まっちゃったりするのかなーなんて変な想像をしていたので、なーんだって思ってしまった。
だけど、友人に指摘されて思ったんだけど、この歌は久しぶりなんだよね。だから、やっぱり意外でびっくりしてる人は多いのかもしれない。
私もなーんだなんて思ったけど、とっても嬉しかったし。
2曲目は「レディ・イヴ」。この曲、聴いたなー。プロモと鎌田ジョージを思い出す。
つい最近の歌のような気もするけど、7年も前の曲なんだよね。
間奏で、まるで「星のフラメンコ」(古っ)のように手拍子をする甲斐さんも懐かしい。当然私も一緒にフラメンコo(#^。^#v
最後の♪レディーイ〜ヴ♪で左手を上にかざすアクションも久しぶり。そして私も一緒に♪レディー・イ〜ヴ。(うるさい?)
3曲目は「ハートをROCK」。うんうん、これも嬉しいね〜。曲順、最高。いいノリ。甲斐さんも順調。
だけど、次の曲あたりからちょっぴり雲行きが怪しくなる・・・。
「渇いた街」。イントロが流れた瞬間、震えが来た!!この曲はイントロでドキっとする。
出だしの歌詞が怪しい甲斐さん。お?音が聞こえてないのか?途中の歌詞も抜ける。次第に顔が怖くなる。スタッフに音量を上げろの仕草。
「風吹く街角」。これも強烈なイントロ!鎌ジョーアレンジ2連発だ〜。
しかし、また甲斐さんが口ごもる。今度は演奏をストップさせた。
スタッフを呼び、何か話している。怖いよ〜。ドキドキ・・・。
ステージ中央に帰る時、自分のギターのコードにつまづく。キャー!!ここが一番怖かった。おまけに甲斐さんの顔もものすごく怖いし。
仕切り直し。だけどやっぱり歌詞が危ない。でもとめる事なく歌い続ける。
歌い方がちょっと違う。♪この、街かーらー♪の所が♪・・こーの街からー♪になっていた。(微妙な違いなので伝わるかな)
初日の緊張感か、やっぱり久しぶりに歌う歌は大変なのか、何となくステージにもいやーな空気が・・。(と思っているのは私だけだったのかも知れないけど)
 ここからは「翼あるもの2」コーナー。
いなかった松藤さんが、いつのまにか前野さんの横に。
「甲斐さんが一人増えたり」と言ったので気付いた(^∇^)
♪キーンコーンカーンコーン♪と、学校のチャイムのようなメロディーが流れ、「歩いて帰ろう」から「翼2」コーナーが始まった。
甲斐さんも、大好きな歌だけあって久しぶりの「渇いた街」よりすんなり歌詞が出るみたい。
私もこの歌は大好きで、ポンキッキーズで安室奈美恵と鈴木蘭々が踊っていたのを思い出して、ついついあの踊りを踊りたくなってしまう。甲斐さんも楽しそうだ。怖い顔が消えた。
船の汽笛が♪ボーっ♪と鳴る。「沖縄ベイブルース」
ステージから客席後方へ伸びているライトが波のよう!とっても綺麗。何度も何度も後ろを振り返って見てしまった。
だけど、♪横浜ベイブルース♪って歌った??聞き間違い??沖縄じゃなくて横浜だったっけ?頭がちょっぴり混乱。2番は沖縄って歌った〜。
「祭りばやしが聞こえるのテーマ」。テレビでも歌ったので聞いた事はあったけど、このバンドでは初めて。
CDやあのNHKの生演奏とはまた違う、とってもいい感じになっている。
つっちーのギターが悩ましくていいー。
 ここでジャラとつっちーと坂井さんは下がり、中央に左から、アコーディオンの前野さん、甲斐さん、ギターの松藤さんがいすに座って、アコースティックセットで、「八月の濡れた砂」
松藤さんはいつものように足をバタバタさせてギターを弾いている。
今度はモニターの音量が高すぎたのか、間奏で甲斐さんはスタッフに下げろの合図。
「そして僕は途方に暮れる」

この曲が終わった後、3人は握手を!(甲斐さんが前野さん、松藤さんの順で求める)
練習では全然うまくいかなかったようで、本番でうまくいき、嬉しかったみたいです。
「安奈」では立ってる私たちを座らせた。そんなにずっと立ってなくてもいいじゃないって。
「安奈」は座ってじっくりわかちあいたいって言ってたかな。
それにしても「安奈」は反則。でもクリスマス近いし、これははずせないか。
そして、前野さんと松藤さんも下がり、甲斐さん一人に。
氷川きよしが歌う福岡博のテーマソング「人生号」をギターの弾き語りで披露。(契約上、歌っちゃいけないらしいけど。甲斐さんが言ってた未発表の新曲、聞けばわかるってこれかぁ・・・)
歌詞の打ち合わせはきっちりしたのに、股旅ものの歌詞になってしまったと言いながらも嬉しそう。
歌う前に歌詞を少し読み上げたんだけど、歌詞だけ聞くと演歌。
なのに甲斐さんの曲がついて甲斐さんが歌うとものすごくかっこいい。いい感じ。
だけど、氷川きよしが歌ったらどうなるんだろう。
甲斐さんがプロデュースするらしいから、かっこいいものに仕上がるかな。
確かキーワードは「暁」だったはず。それはどうなったんだろうと思って聞いていたら、最後の方に「暁」と言う歌詞がちゃんと入っていました。
早く形になったものを聞きたいなー。(甲斐さんバージョンも出して欲しいな・・・)

 
雑誌に載った話では「今度は袋とじになる」なんて言う甲斐さん。
すると、松藤さんが「思い切って脱いで」なんて言うし、甲斐さんは甲斐さんで「じゃあ銀はがし」だって!!好きだねー、この話題。
この後もテレビがあるかも知れないとらしい!!
クリスマス特番でさんまの番組で、ケミストリーやモー娘も一緒らしい!えーーー!!本当なの??
ミュージックフェアーの収録の時、そこにいたニッポン放送の丹羽さんが曲目表を見て「安奈のバラード」と言ったと大喜び。誰も気がつかなかったなーって。
♪安奈にあげ〜たー♪と歌う!!!「安奈はあげねえよ」と甲斐さん。(さりげなく松藤さんはギターでメロディーを弾いていた)
それから、あゆの番組に出た事も話してたなー。

 アコースティックコーナーも終わり、再び全員登場。座っていた私たちもまた立ち上がった。
あれ?ジャラの衣装が変わってる!白から黒に。
「LOVE is No.1」だー。また思い出してしまった鎌ジョー。(ジョージも言ってる!)
後半の歌詞で♪未来を信じてる♪と言う所があるけど、なぜかそこが♪みんなを愛してる♪って聞こえた!えーーー?ここもまた私の聞き違い?(今日の甲斐さんは間違いまくりだー)
「激愛(パッション)」。うわーーー!!これが来たか〜!
「幻惑されて」「絶対・愛」「風の中の火のように」
とKAIFIVEナンバーが続く。
ヤッチがいた頃のピリピリしたステージを思い出す。
今こうして生で聞くと、KAIFIVEのナンバーはかっこいいねー。
これらの曲がやっぱりシリドリ3の山場でしょうね。
この雰囲気をたくさん味わいたくて、今回はシリーズ中、一番足を運ぶ決心をしたんだから。
「幻惑されて」は本当によかった!!!重くずっしりとした演奏、甲斐さんのセクシーさ、客席の雰囲気も変わった気がした。
「絶対・愛」のイントロでは、松藤さんと前野さんが二人楽しそうに両手を広げて手拍子!!
イエ〜イ!
甲斐さんのマイクスタンドも空に舞う!!
「HEY!」
こぶしも挙がる!!楽しい〜!!!
「風の中の火のように」。いつも歌われる歌だけど、この流れで聞くといいものです。
毎回ステージ下の網から見えていた焦げ臭い赤いライトは・・・当然ステージ違うからないよね。
横か上か、赤いライト、出てたかな・・・覚えてない・・。
そして「レイン」。アンコールで来るかと思っていたのでびっくり。
「レイン」と言えばつっちー。(甲斐さん、これが私にとっての「絶対やらなきゃ許してくれない曲」だよ)
もう、ここで私の体力もヘロヘロ。飛ばし過ぎましたぁ・・・。
ここで本編は終了。アンコールへ突入です。(甲斐さんごめんなさい、ここで座ってしまいました・・)

 先に出てきたつっちーたち。アンコール1曲目は「HERO」
イントロが流れ、登場した甲斐さんは、青いVネックの半そでTシャツ。
もちろんVネックだから襟元は切ってません。(グッズTシャツだと襟、切ってることが多い)
しかし、再び反則だ〜。「安奈」と「HERO」は別格だからやっぱり仕方ない?
久しぶりに甲斐さんを見に来る人なら一番嬉しい曲だろうしね。(ブルボンのお菓子セットの曲だし)
 そして、「ラブ・ジャック」。レインは出てしまったし、アンコールはいったい何だろうと思っていたら、この曲を忘れてた〜!!そうだよね!この曲も絶対はずせない。セクシーKAIFIVE(^-^;
 余韻に浸ってる所に「イエローキャブ」。あーーー、そうだよーこれも忘れてたー。
前日、ひどい男だよなーこの男は・・なんて考えながらこの曲を聞いていたのに、すっかり忘れてた。
ステージ両サイドで動くライト。サーチライトのよう。うん。ニューヨークのイメージ、ちゃんと浮かぶよ。
ここでアンコール1は終わり。まだ続くよね。

 今度の甲斐さんは、黒の皮ジャケットに、紫色の長袖のTシャツ。(TKとフジテレビ721に出た時のもの)
曲は「ミッドナイト・プラス・ワン」。そうだ・・これはやるってラジオで言っていた。
左右にゆれながら歌う甲斐さん。聞いてるうちに涙が・・・・。来たー。ぐっと来た。
つっちーのギターも心地よい。
甲斐さんは、黒の皮ジャケットを脱いで、グレーと言うかシルバーと言うか、前にも着た、中の長さのシルクっぽいジャケットに。
そして、本当の最後の曲は「嵐の明日」。これが最後に来たかー。
当時、何度もライブで聞いて涙した曲。いろんな思いが頭の中をかけめぐる。
叫ぶ甲斐さん・・・・・。なんて感動的なんだろう。泣きそう。。。

 最後のメンバー紹介では、前野さんと松藤さんの事を「キーボーダーズ」と紹介した!!
紹介された二人の嬉しそうな事!今後はそう呼ぶそうです。
 

 どこで後ろのセットが現れたのかな。ちょっと記憶が曖昧(広島行ったら確認してきます)。
それまで網とスモークで隠されていたそのセット。意味がよくわからない(-”-;)
私には高速道路の側壁に見えたんだけど、友人はフィルム?と言った。
何だったんだろう。(これも広島で再確認してきます)
 おもろかったなーと最後に甲斐さんは言った。
途中怖い顔だったけど、最後に安心させてくれてありがとう。
でも、初日だからこそ味わえるスリルかな
きんぽうげも翼あるものもポップコーンもない。
反則は2曲あったけど、それ以外は甲斐バンドの曲は一切ない貴重なライブ。
こんなライブは今後あるんだろうか。もっともっと見たい!!!
始まったばかりだけど、私の残りのシリドリ3はアゲインを含めて4回。
今回不明だった箇所はしっかり記憶に残しますので、次回に期待してね〜。
進化するライブもしっかり報告できたらなーと思っています。

長いレポを、読んでくれてありがとう(o^∇^o)ノ

追記。
終わってからグッズ売り場を見たら、来年のカレンダーの写真を見てときめいてしまった!!
カレンダーは今まで1回しか買った事がない。
飾る事ができず、丸めたまま出す事がなかったので、久しぶりにあけてみるとまっすぐにならなくて、それ以来買うのはやめようと思っていた。
卓上になってからも、あんまり買う気がしなかったんだけど、今回の写真は素敵だったので買った!!
飾れるねー、これなら。字が小さいのでカレンダーの役目は果たさないけど。
今、私の後ろに素敵なサングラスの甲斐さんが私を見つめています。