「SURPRISE GIGS IN 松藤×甲斐」


2003年6月1日(日)東京キネマ倶楽部

ギター&VO:松藤英男・甲斐よしひろ、アコーディオン&ピアニカ:前野知常
 
 天気はあんまりよくなかったけど、前日の台風に比べたらいい方。
ずーっと曇りで雨も降ってたのに、開場時間になったとたん晴れて陽がもさしてきた。
鶯谷駅から本当に近い。車一台しか通れないほどの狭い道路。そこで300人強が並んで会場入りするなんてすごい事になりそう。

 まずは整理番号順にその狭い路地に並ぶ。どんどん列が長くなり、歩道橋の上にまでも!!
狭い入り口の奥にある2台のエレベーターで番号順に6Fまで上がる。
エレベーターから出て、ドリンク代を払い、階段を下りて会場へ。パワステの作りに似ている。
急いで席確保へ。いい場所をGET!!ど真ん中。
そしてすぐまた走ってグッズ売り場へマグカップを買いに行く。限定販売ですでに福岡、大阪で売られているので残りは少ない。30個くらいはあったのかな?友達の分と自分の分の2個を買い、席へ戻った。
 
 
ステージから客席は近い。中の作りもパワステによく似ていた。パワステを小さくした感じ。
ステージに向かって左側、ステージ上に小さな階段があり、踊り場と言うかステップ台と言うか、何て説明したらいいのかわからないけど、奥にカーテンがひかれ、そこから登場できるようになっている。
ここから甲斐さん出てきたら面白いよねって友達と話していたけど、まさかこんな所から登場はしないでしょって気持ちで笑い飛ばしていた。

 でも、いざ始まったらそこから本当に甲斐さんが降りてきた!!思わず大笑い!テンションが上がり、一気に盛り上がりました。
セイヤングで、甲斐さん本人がネタバレをしていた事は、1、最初は松藤さん一人で歌う。2、甲斐さんがまるで司会のよう。3、ユエの流れを歌う。4、ダイヤル4を廻せを歌う。この4つ。
ネタバレの通り、最初に甲斐さんがまるで前説をするかのように話しはじめ、「一寸の虫にも五分の魂」といきなり何の話??と思ったら、どんなに小さくても魂はあるのでバカにしちゃいけないって意味なんだと説明。と、言う事は、松藤さんは一寸の虫??何てたとえなの〜。
そんなかわいそうな説明で松藤さんが登場。もちろんあの小さな階段の奥のカーテンから、甲斐さんと同じように降りてきました。
甲斐さんは黒のレザーシャツにレザーパンツ。シャツの下には青のシャツがみえている。
いつものサングラスに髪の毛は自然。やっぱりセットしない方がかっこいい。
松藤さんは白のシャツに黒のベストに黒のパンツで、いつものマスターのようなスタイル。
ステージに向かって右側の客席の横で、井出情児さんがビデオを撮影している。
甲斐さんは一度袖へ下がり、松藤さん一人で始まった。
「かなしみがすきとおるまで」。ちょっと緊張してる?聴いてるこっちも緊張するなー。
 再び甲斐さん登場。
「ダイヤル4を廻せ」「一日の終り」「汽笛の響き」「バランタインの日々」

今日はカバー曲以外は松藤さんの曲オンリーなのかな?
「ダイヤル4を廻せ」の詞は甲斐さんが書いてるけど、昔、松藤さんがつきあっていた彼女(今の奥さん)の番号なんだとか。6/9(これって私の勘違いだったみたいで、甲斐さんが昔つきあってた彼女、今の奥さんって事だったようです。訂正します。)
あの歌詞の番号つなぐと本当の電話番号になるの?知らなかった〜。最後の番号はどうだとか何か言ってたけど忘れてしまいました。
「一日の終り」のイントロが、松藤甲斐アルバムの「きんぽうげ」に似ていた。
そこは甲斐さんのねらいだったそうで、イントロを聴いた時、”あ、きんぽうげだ”って思う人がいっぱいいると思ってそうしたようで、確かに私も”きんぽうげだ”って思いました。甲斐さんは大成功って喜んでましたね。
 ここで甲斐さんから前野さんの紹介。「出てきても笑わないでください」と意味不明のコメントの後、前野さんが登場。あの左のカーテンの奥からではなく、普通に右側の袖から出てきた。
いつもの爆発頭でサングラスはしていない。笑わないでとはどういう事だったのかな〜?
「ユエの流れ」。前野さんはピアニカを演奏。
「−サスライ−」。ここから前野さんはアコーディオン。この曲は松藤さんが16か17の時に作ったそうで、いつかやろうと思っていた曲で、甲斐さんは昔からこの曲が大好きだったそうです。大森さんもこの曲の詞をほめていたけど、本当にいい歌だと私も思う。
昔、松藤さんがバス代を借りた話をする甲斐さんに、バス代をタクシー代と訂正する松藤さん。相変わらずの二人です。
「ビューティフル・エネルギー」。この曲の前の話が尾を引いて(ステージでやるネタの話だったかな)笑いがまだおさまらないうちに甲斐さんの合図で松藤さんが歌い始め、ギターと歌がちょっともつれ気味になり、甲斐さんからやり直しの一言。マイペースな甲斐さんに振り回されっぱなしの松藤さん(^.^)
「メガロポリス・ノクターン」「レイニードライブ」。理由あって出ていないリマスタリング「地下室のメロディー」と「リピート&フェイド」があって、その「リピート&フェイド」から2曲と説明していたけど、「地下室のメロディー」は出ています!出てないのは「破れたハートを売り物に」でしょ、甲斐さん!
ここでいよいよ本物の「きんぽうげ」。松藤甲斐アルバムでは松藤さん一人で歌ってるけど、今回は甲斐さんも一緒に歌う。ハーモニーがいい。
「花、太陽、雨」。これはGUYBANDでも何度かやっているけど、何度聴いてもいい!
またここで甲斐さんは下がり、松藤さん一人に。
ライブ用に作ったと言うカラオケで「憧憬Love Dayz」。この曲はアルバムの中でも好きな曲なんだけど、アルバムより生の方が数倍よかった!
最後の曲、「あいのもえさし」。胸が熱くなる。
松藤さんの高音はすごく綺麗に出ている。甲斐さんの21周年の武道館ライブの後のロッキュメント初期の頃に比べてもすごく出てる。

 アンコールは前野さんと松藤さんの2人だけが登場で
April Song(ぬるい時間の河を泳いで)
その後甲斐さん登場。あ、レザーシャツ脱いで青シャツになってる。
「破れたハートを売り物に」
曲に入る前、「これから打ち上げに行くけど、みなさんの事は忘れません」なんてめずらしいコメント。
 アンコール2回目。甲斐さんは自分の位置につかず、前野さんの席に座ろうとする。甲斐さん、ごきげんのようです。テンション高い!
「最後の曲は新曲でもやるかと期待してるかも知れないけど違うから」と甲斐さん。
すると松藤さんが「おこらないでね」(この後やる選曲に言う意味)と一言。甲斐さん大ウケ!「怒ったら帰る」と甲斐さん。
そして最後の曲「安奈」。おこらないでねかー^_^;安奈をやるとは思わなかったな〜。

 こうしてもう二度とはないかもしれない松藤甲斐ライブは終わったのでした。
ずーっとイスに座ったままで、アンコールの「安奈」で総立ち。座ったままで、じっくり聴くのもたまにはいいな〜なんて思っていたけど、甲斐さんには深〜くイスに座ってるのがムカツクと言われてしまいました^_^;
全部で17曲。MCが多かった〜。セイヤング1本できるんじゃないかな。
届いていた花は確認できなかったけど、GAKU−MCからの花が届いていたのは目撃しました。
それから、友人からの情報によると、2階席には坂井さん、亀和田さん、佐藤英二さんがいたそうです。
MCで、坂井さんが楽屋見舞いに来てくれたけど、出してやらないと甲斐さんが言った時、2階から大きな笑い声が聞こえていたので本人でしょうね。
 それから印象的な話をひとつ。話の流れは忘れたけど、昔、神戸のプールサイドでの営業をやって、「バス通り」「魔女の季節」を歌ってる時にプールにみんな飛び込んでたと言う話があって、おまけに水着でゲームもやったんだそうです!!すごくイヤだったって。すごい話。

 ライブが終わり、今度は階段で下まで歩いて降りた。下の入り口では、サイン付き松藤甲斐アルバムが売られていたけどみんな持ってるもんねー。サイン欲しくて買った人もいるんだろうけど。
マグカップは売り切れ。すぐ買ってよかったー。