KAI YOSHIHIRO 
Series of Dreams Tour Vol.1−Another Night−
「タスク・イン・ザ・ナイト
〜かりそめにアンプラグドの夜は更けて〜」

2002年12月6日(金)クラブチッタ川崎

ギター:土屋公平、松藤英男、ベース:坂井紀雄、キーボード:前野知常、ドラム:JAH-RAH
 
2ドリンク付き1万円。どう考えたって高いよね〜。
2ドリンクもいらないから、安くして〜・・などど文句から始まり、しかもチケットは一般発売のみ!
最近、楽してばかりいたから、少しは苦労しなさいって事ね。
甲斐さんの思惑通り、苦労しながらチケット獲得しましたよ。

 ライブの前日はものすごく暖かくて汗ばむくらいだったのに、当日は急に寒くなってしまった。
会場に入る前の時間が長くて寒くて、始まる前に疲れてしまいそうなくらい。
入り口の横には今日のライブの看板が。間違ってる・・・。(日記に写真はアップしてますので見てね)
会場の作りの表が張り出される。前がスタンディングだ!!
整理番号順に並んで入場。
入り口にはTBSからの花が。TBS??いったい何だろうと思ったけど、ライブ中にそれは判明する。

 いつものベストポジションである、坂井さんと甲斐さんの間くらいの位置についた。
やっぱりライブハウス!ステージが近い!!この近さはパワステ以来。
場所をしっかり確保したので、友達と交代でロッカーへ行ったり、トイレタイム。
すると、ファンクラブで7日から申し込み開始のビデオ、VOL.1が売られていたので、さっそく買う。
セイヤングでの甲斐さんの話だと、始まる前にこのビデオを流して見せてくれるんだったっけ。
開演まで1時間もあるからちょうどいいなと思っていたのになかなか始まらない。
あっと言う間に1時間は過ぎ、とうとう8時に。
すると、ステージ上からスクリーンが降りてきた。これからビデオ〜???
しかも、そのスクリーン、ステージの奥ではなく、手前の上だった為、近過ぎて上過ぎて、全然見えな〜い。
今日買ったし、家でゆっくり見れるからいいか〜と思いながらも、気になるのでスクリーンを見ていたら首が痛くなってしまった(>_<)
ビデオで流れたのは「メモリーグラス」「最後の夜汽車」「翼あるもの」の3曲。
この3曲分、演奏される曲数が減るんじゃないかとちょっと心配してると、「 Series of Dreams Tour Vol.1ツアー」の最後に流れていた曲「夏の日の恋」が流れてきた。
アナザーナイトと言うことで、つながってるからだと思うんだけど、まるで3曲だけのビデオコンサートが終わったような感覚で変でした。(そしてこの曲、20年以上も前にTBSラジオで放送されていた、吉田拓郎と小室等の”ヤングタウン東京サタデーナイトカーニバル”のテーマソングでもあったため、どうしても拓郎を思い出してしまう〜。きっと私だけですね。)

 そして、甲斐さん登場!!黒の上下にグリーンのTシャツを中に着て、色が入ったメガネをしている。(途中メガネははずしたりすぐけど、ほとんどしてましたね)
Tシャツには文字が「STOP GLOBAL・・・・」”WARNING”だと思ったけど、”WARMING”?。
「STOP GLOBAL WARMING」、地球温暖化防止Tシャツだったのかな。
グッズとして売ってるのかと思ったけど売ってませんでした。
甲斐さんがマイクの前に立つと、後ろには
JAH-RAHの姿が。
1曲目は「東京の冷たい壁にもたれて」
甲斐さんの生ギターに加え、JAH-RAHが何かを弾いている。鉄琴?子供用のおもちゃのビアノ?そんな感じの澄んだ音。
JAH-RAHのその音の正体を見たはずなんだけど、近い甲斐さんの姿に見とれていて全く覚えていない。
この1曲でJAH-RAHはいったん下がり、松藤さんを呼ぶ。
あ、松藤さんも黒の上下だ〜。でもペアールックではなかったな。髪もバッチリ決まってました。
松藤さんの登場で、ステージ上はまるでセイヤング。
クラブチッタの「チッタ」って何?の話から、いきなりの下ネタ。好きだね〜。
「裏切りの街角」。甲斐さんのハーモニカの音がとっても気持ちよかった。
そして、「東京の一夜」の後、前野さんを呼ぶ。
前野さんのキーボードから始まった「男と女のいる舗道」。ここでも甲斐さんのハーモニカの音がよかった。
一人ずつ人が増えている。次は坂井さんの番。
坂井さんを呼ぶと前フリをしておいてからの甲斐さんの話が長くて、なかなか坂井さんの名前を呼ばず、出てきた時の坂井さんの口は「遅い」と動いていました。
そして、JAH-RAHを再び呼び、「バランタインの日々」
これがよかった〜!!!甲斐さんも、冬になるとこの曲が好きと言っていたけど、しみるね〜。
最初のサビ「♪飲ませてあげなよ・・」の部分が歌われず間奏になってる!?
最初、歌うの忘れてるのかと思ったけど、2番の後に出てきたこの部分、ちゃんと松藤さんとのコーラスになっていたので(二人で忘れる訳ないしね)そういうアレンジになっていたのかな。
これだけでも感動してるのに、ここで「聖夜」が来た!!!
もう・・・涙出そうです。演奏もいいし、甲斐さんの歌もいい。
感動の後はつっちーを呼ぶ。これで全員が揃った。
「踊るポンポコリン」「やせた女のブルース」の2曲。
ロッキュメントBOXの中からやりたかったそうで、この2曲が選ばれたようです。
そういえば、セイヤングでもポンポコリンはやるみたいな事、チラッチラッと言ってましたね〜。
ロッキュメントの時のポンポコリンでは「♪タッタタラリラ」を言わせてくれなかったけど、今回は坂井さんが声高らかに「♪タッタタラリラ」と歌っていたので、私も思いっきり「♪タッタタラリラ」しました(^_^;)すっきりした〜。
「かりそめのスウィング」がここで来た!これも最高!!やっぱりこの曲はベースよね!!坂井さんのベース、よかった〜。
この後、松藤さんが下がり、「シネマクラブ」
キーボードの間奏で最初の音がちょっと狂ってたようで、一瞬甲斐さんの顔がゆがんだ。
「きんぽうげ」(マイクスタンド、蹴りましたよ)「氷のくちびる」(もちろん松藤さん登場でリコーダー)「ポップコーンをほおばって」最後の曲「HERO」と続く。
やっぱりステージが近いからなのかな、迫力が違う。
普通のホールって、やっぱり距離があるなあとつくづくこの曲たちで感じました。

 アンコールでは、甲斐さんは白のシャツに着替えて登場。
「ドリンク取りに行ったりして列が崩れてるかと思ったけど、全然動いてない」と甲斐さん。
前にいる私たちが動くわけないじゃない〜。
そして、チケット発売1週間後にキャンセルされたチケットに関して、「おまえら後で皆殺しだ」と捨てゼリフ!!誓って、私はキャンセルなんぞ、しておりません!甲斐さん!!
しかし、その後の言葉がしびれた!
「僕が殺すのは歌で」・・・・・・(O.O;)(o.o;)うぎゃ〜〜〜!!!!(声にならない声!)
この一言でみんな殺されました!!なんて素敵な事を言うの!!倒れそうになりました。
この後、「カーテン」でも歌ってくれたら、もうみんなとろけてたかもね!!
「こんなセリフの後でこの曲(^_^;)」と言って歌ったのが「吟遊詩人の唄」
この曲のおかげで、どこかへ飛んでいきそうだった心はしっかり現実に戻されました。
メンバー紹介の後、「牙/タスク」。指さしOK!!
「牙/タスク」は、ライブで聞くたび好きになっていく。
ラストは「安奈」。クリスマスだもんね。
興奮状態のままこうしてライブは終了。
最後の全員のあいさつは、みんなが揃わないうちに始まっちゃったりして、甲斐さん、そんなに早く飲みに行きたいの?なんて思ったけど、このあとのおまけに気持ちが行ってたのですね。
メンバー全員のサイン入り、ゴムのカラーボールを会場に投げる!!会場は大騒ぎ!!
ボールって、やっぱり真ん中から後ろに投げる事が多いから、当然前の方には来ない。
最初から諦めてるから冷静に見ていたけど、すごかった〜。必死ね!みんな。怖いくらい。
終わった後の床、めちゃくちゃだったもん・・・・。
後で拾った人のを見せて貰ったけど、これはお宝ですね!!ゲットされた方、よかったね〜。

 トヨタカップの話もしてましたね。(前から2列目だったとか。「始まる前のスクリーンが見えないって言ってるけど、だから後ろに行けって言っただろ」とか私たちには言うくせに〜)。
今日は客が全然来てないんじゃないかと思ったとか言ってたけど、今回も楽しそうな甲斐さんでした。(ちょっと笑えなかったけどね。ジョークなのか本気なのか、「コンサートやるたびに財産つぶしてる」なんて言うんだもん・・・)

 12月30日は、「ザ・ベストテン」の特番に出るそうです。それで花が来てたのね!
京都からつっちーが間に合うかどうかって言っていたので(前日、麗蘭ツアーで京都だそうで)今回は本当に生放送に出演するのかな。スタジオには行きたくないから、変な所で中継って言っていたけど・・。
VOL.2ツアーは、来年(2003年)4月頃からの予定で、曲も全て決まってるらしい。
大都市にだけ松藤さんが出ると思ったら大間違いで、全部出ないと言う選択肢もあるなんて言ってましたね。
駅がないような、「えー?」と言うような所にも行くそうです。(後で、駅はあるでしょ、と小声で言ってたけど)

 今回のアナザーナイトのようなものを、VOL.2、3でもやりたいと言っていました。
値段は2万、3万になるなんて冗談言ってましたが、甲斐さんの場合、冗談では終わらず本当になっちゃったりするので怖い!!
「値段ごとに肉が厚くなって行く」なんて、「ディナーショーだけは一番やりたくないのに」と自分でつっこんでました。
 Vol.1ビデオ、まずはファンクラブ限定、その後インターネットで・・・なんて言ってましたが、会場で売ってる事、甲斐さん知らなかったのね〜。もうライブ始まる前に手に入れた人、いっぱいいるのに〜。

 全てが終わった後、「熱狂(ステージ)」が流れる中、アナウンスでアース製薬福袋の当選番号が発表されていました。600番台。(いたのかなあ・・・。甲斐さんの言う通り、半券なくして貰えなかったんじゃない?気になる〜。)

 ステージの前半分はスタンディング、後ろ半分はテーブル席になっていたので、自然にお酒を飲む男性は後ろ側、かぶりつきで見たい女性は前と言う感じ(もちろん男性でも前にいる人はいましたが)だったので、私のまわりは女性だらけ。
20数年ぶりに、女性だらけのコンサート気分を味わいました。
男性が近くに来るのは決してイヤではないけど、やっぱり恋する瞳で見つめる女性ばかりだと、何となく気持ちが通じるのかな、黄色い声が自然に出てくるもんですね・・・。

 始まる時間が遅いので、いったい何時に終わるのか、みんな帰りは間に合うんだろうかって心配してたけど、余裕の10時半前には終わっていました。
時間は短かったし、値段も高かったけど、やっぱり距離代と思えば大満足!!
もちろん内容もよかった。最高の夜でした。

来年も甲斐さんに殺されたい!(ここだけ読むと変ね〜)