KAI YOSHIHIRO 
Series of Dreams Tour Vol.1(1974-1979)


2002年10月13日(日)東京厚生年金会館(追加公演)

ギター:土屋公平、ベース:坂井紀雄、キーボード:前野知常、ドラム:JAH-RAH、ゲスト松藤英男
 
 また会場入りする松藤さんを見てしまった〜。最終日だし、来るとは思っていたけどね。

 今回の席もステージに向かって右側。Vol.1は全て右側でした。(左もちょっと体験してみたかったな)
座間、AXに比べると厚生年金は大きい!
6列目の席でもけっこうステージが遠くに感じる。双眼鏡持ってくればよかった・・・。
時間通りに始まってると言う噂の今回のツアー、今日もそうなのかと思ったらいつも通り、少し遅れて始まりました。(15分か20分くらい?たぶん。)

 「アンセム」がかかり、それまで静かだった会場がワーっと盛り上がる。そしてみんな立ち上がった!
甲斐さんはジャケットに皮のパンツ。前野さんは帽子をかぶっていて、爆発頭が隠れてる〜。
1曲目の「吟遊詩人の唄」が始まり、始まる前の緊張感を少しほぐしてくれた。(1曲目、全然違う曲になってたりして・・なんて想像してたもんだから^_^;)
「カーテン」「きんぽうげ」。とてもいい雰囲気で流れていく。この2曲の色っぽさ!!やっぱりいい!!
そして、「松井の為にやるから」と言って「牙/タスク」。
指さしアクションは、座間、AXでは「こうやるんだよ」と教えるようにきっちりとやっていた甲斐さんも、「もうわかるだろ」と言ってるように客席におまかせ。
伸び上がるように上げる指。気持ちいいよ〜!!これ。
「メモリー・グラス」から「ダニーボーイに耳をふさいで」。ここまで本当に息もつかずに続いたって感じがするくらい。曲のテンポも早くなってる?(それは私の気のせいみたいです。)
「シネマ・クラブ」では、降りてきた、”エアコンのフィルターのようなもの”が使いこなされて古くなってる〜、と変な所で心の中で笑ってしまいました。

 甲斐さん一人での「感触(タッチ)」の後、松井の話になったんだけど、野球全然知らない私にとっては何の事やら。「福留って誰だ」と甲斐さんは言っていたけど、私はもっと知らないよ。???でした。
サッカーの話、マリナーズの話をいつものようにする。
佐々木と会った時、サングラスをしたら気づいて貰えたと言う話は前にも聞いたけど、「サングラスかけてる時は”甲斐です”と主張したい時だと思って」と言っていました!!
 前野さんのアコーディオンと一緒に「ブラッディー・マリー」。今までにないバージョンで、とても新鮮。
前野さんとはこの1曲だけで下がり、この後、松藤さん登場。
出てきて早速「ブラッディー・マリー」のフレーズをギターで弾くと、「最初に会った時から、”俺は弾けるよ”と言う奴だった」と甲斐さん。この二人のかけあいはたまらない。最高におかしい。
松藤さんの衣装は黒の上下。
甲斐さんはジャケットを脱ぐとやっぱり黒の上下なので、またまた雰囲気はペアルック。
「40代後半のペアルックは気持ち悪い」と甲斐さんは言っていたけど、黒は仕方ないよね。
徳島での本当のペアルックよりは全然ペアじゃないし。
 曲をやる前に、「もうずいぶんやっていない曲で、時計台の針を擬人化して書いた詩・・」とか言うので、まさか「放課後の並木道」??って思ってドキドキしたのに、曲は「男と女のいる舗道」でした。
この曲、時計台の針なんて詩、出てきたっけ?曲がり角って針?違うよね。頭の中混乱です。
この後、「そんなに立っていたいのかな」と言いながら、甲斐さんはみんなを座らせた。
途中から座らせてるみたいですね、このツアー。AXまではそんな事なかった。
ちょっと傾斜がきつくて足が痛かったので助かりました。
 「東京が出てくるのに東京の歌ではない」と言って始まった「東京の一夜」
座ってしんみり聞くのもたまにはいいかもしれない。座ったままずーっとは落ち着かないけどね。
どこまで座ってたらいいのかな・・・と思っていたけど、メンバーが全員出てきて、次の曲でもう立ち上がる事に。「裏切りの街角」。
この曲に入る前に、つっちーがギターで「ジャラッ」とイントロを弾いた。裏切りのイントロだとすぐわかり、そう言えば、ジョージもよく裏切りのイントロの最初だけをいろんな所で弾いてたな〜と思い出していると、「だめだよ公平、次の曲のイントロやっちゃ」と甲斐さん。
すぐ曲が始まったので、つっちーの表情は見えなかったけど面白い一瞬でした。
 ここで松藤さんは終わり。「松藤に拍手」と甲斐さんに見送られながら、後ろ向きに歩いて下がろうとした松藤さんは思いっきり坂井さんのマイクにぶつかる。その前にもピックを投げたのに、足下に落ちちゃうしね。
 そして「嵐の季節」。AXではこの曲の途中で松藤さんがいつのまにか前野さんの横にいたので、今回はどこで出てくるかしっかり見てやろうと前野さんの所ばかりを見ていました。
あれ?前野さん、帽子とって爆発頭になってる〜!!
松藤さんは”そうさ〜、コートの・・・”のサビに入る直前にさっとやってきて、嬉しそうな顔してこぶしを挙げはじめました。ここで出てきたんだ〜。納得。
本当に楽しそうにしてるので、私も嬉しくて、今日のベスト1の曲となりました。
次の「氷のくちびる」になってから、松藤さんの姿が消えてしまい、リコーダーはどうなるの?と心配しながら見ていたら、ちゃんと間に合って吹いていました。
見るところ違うよね、でも気になっちゃうんです。あ、氷の赤と青のライトは相変わらず綺麗でした。
「ポップコーンをほおばって」「翼あるもの」「HERO」。この曲順はもう何と言われようとノレるのでいい。

 1回目のアンコールに出てきた甲斐さんは白のシャツ姿。「マドモアゼル・ブルース」「ちんぴら」。
2回目は茶色のTシャツ。ここで、重大発表!
白い紙を取り出したのでセイヤングのようにメールでも読むのかと思ったら12/6のクラブチッタ川崎でのライブが発表された。ステージが近いので距離代取ると言っていた!!いったいいくら??
メンバーがあいてるのはこの日だけだったそうで、その日あいてたのがクラブチッタだったようです。
VOL.2は来春早々にもう決定しているけど、半年間会えないのは淋しいので12月にやると言っていました。アンプラグドでメンバー全員の登場となると、どんなライブになるのか楽しみ。
12月だから「安奈」はやるでしょうね、間違いなく。と思っていたら次は「安奈」。
そして「牙/タスク」と続き、最後の曲「最後の夜汽車」。
あ・・・・終わってしまった・・・。
最後の全員の挨拶も丁寧に、みんな下がってしまった後も甲斐さん一人残り、みんなに手を振る。
なんて感動的!!!!3回目のアンコール、お願い〜!!!と叫びたくなるくらい。

 慣れからか、演奏の間違いは多かったりしたけど、確実に雰囲気はよくなっていたし、とにかく空気がいいと言うか流れがいいと言うか、こちらから心配することはもうないよと言う感じのライブでした。
JAH-RAHは歌もいっぱい覚えたようで、たくさん歌っていたし、坂井さんはおちゃめで陽気。
ステージ上の雰囲気がこっちまで伝わってきて、思わず涙ぐみそうになったりする事もあって、私にとっては最高のファイナルとなりました。

 座間、AXよりも体の疲れがひどい!!タスク1曲で疲れがこうも違うもの?
それともやっぱり私の運動不足?
動き回って歌う甲斐さんの体力は本当にすごい。40代最後の年なんだよね。若い!!
甲斐さんのお腹のお肉が気になるなんて、公式の書き込みにありましたが、96年の復活の時よりものすご〜〜〜くスリムになってるし、自分のお腹のお肉の事考えたらそんな事公式に書けませんよ、私なら。