文化放送開局50周年記念 「VOICE OF PEACE 2002」 
2002年9月11日(日)渋谷公会堂

出演:甲斐よしひろ、松藤英男、坂井紀雄
泉谷しげる、篠原涼子、山口智充、キンモクセイ、Baby Boo


 甲斐さんの出演が決まった時、チケットが取れるか心配だったけど、取ってみたら最前列のど真ん中。
そして、当日は・・・・ちょっと寂しい入りだったな。
会場内には様々な年齢が集まり、普段甲斐さんのコンサートでは絶対見られないような若い子たちがたくさん。
ステージにはたくさんの楽器が並んでいる。

 まずは泉谷しげると篠原涼子の2人が出てきて”哀悼の意を込めて真剣に演奏する・・・”と言う内容の宣誓。
篠原涼子は細くてとっても綺麗でした。
宣誓の後、泉谷しげるのギターで篠原涼子が「恋しさとせつなさと心強さと」を歌う。
歌い始めるとギターの音が聞こえなくなり中断するというハプニングもあったけど、音が戻ってもう一度歌い直し。
渋谷公会堂のステージは客席から近い。手が届きそうなくらい近い。
甲斐さんもこんな近距離で見れるのね〜!!

 1番手はキンモクセイ。甲斐さんまで体力残したいから座って聞く。
心地よく懐かしい感じ。安心して聞ける。とっても素直そうな青年達。
キンモクセイが終わって楽器のチェンジ。
次は順番から言ってBaby Booかな、とのんびりしていたら、ステージに一人歩いてくる。
あ!!!!甲斐さんだ〜!!!もう甲斐さんの番????(松藤さんはどこ?まさか一人?)
びっくりした。心の準備ができてないぞ〜!少しパニくりながら立ち上がる。
甲斐さんの服装は、黒のシルクかサテンのようないつもの光ったようなシャツに黒の皮パンツにサングラス。
座間でもAXでもよく見えなかったネックレスもしっかり見えた。(去年ロッキュメントでしてたものだ。クロムハーツ?)
 まずはキンモクセイと一緒に。
「若い人って好きじゃない」といきなり甲斐さん。(”若い人”なんて今までそんな言い方した事ないのに。)
理由は、数日前に、キンモクセイが演奏した今日歌う甲斐バンドの曲をテープで貰ったら、甲斐バンドよりもうまくて、しかもエンディングがかっこいいからだって。
そして始まったのが「テレフォン・ノイローゼ」!わお〜!
イントロで甲斐さんがマイクスタンドを蹴る!きゃー〜!
甲斐さんとキンモクセイのボーカルの人が交互に歌う。
甲斐さんは、ステージを動き回る。かっこいい〜〜〜!!!!
近くに来る!!本当近い!近すぎて倒れそうだ〜!!
今日は特にかっこいい。何で?(何で?ってのも変だけど。)
本当、動きもよくてかっこよかった。
「テレフォン・ノイローゼ」は甲斐さんの生ギターバージョンでしか最近聞けないので、これは嬉しかった!
キンモクセイの演奏もすごくよかったし。
 キンモクセイと一緒はこの1曲で終わりで、何曲かやろうって話にもなったが1曲にしたと言っていた。
でもこれなら何曲でも聞いてみたい。
楽器のチェンジの間、甲斐さんのMC。
和泉元爾と飛行機で一緒になったと言う話。会場ではけっこうウケていた。
 ここでやっと、甲斐バンドのドラマー松藤さん、ベースギター坂井さんと言う甲斐さんの紹介で二人の登場。よかった〜、一人じゃなかった。
松藤さんも黒の衣装で、めずらしく坂井さんも黒。
松藤さんの髪はセットされてなかったので、ちょっとボサボサって感じ。(その方がいいけど)
曲は「OH MY LOVE」。「二度と9/11のような事はあってはいけないと言う気持ちを込めて」と甲斐さん。
そのあとはドンドコドンのグっさん登場!ゲストパート2。
甲斐さんたちがギターを持って座ってる前に登場し、いきなり大友康平のまねや、せみの鳴き声、桂銀淑 (ケイウンスク)のものまねなどを飛ばす!
甲斐さんは後ろで大笑い!すごく喜んでる。
一通りやったら甲斐さんのとなりへ。甲斐さんには前を横切るなと言われてました。
曲は、グっさんのリクエストで「港からやってきた女」。いい曲選んだね〜。
ちゃんと甲斐バンドの曲を聞いてるって事がわかる。きちんと歌えてるし、歌もうまい。
だいたい、甲斐さんの歌を歌う人って、ちょっとメロディー違っちゃってる人、多いからね〜。
歌った後、ステージの前に出て今度は打ち上げ花火の音まね!「しゅるるるる〜、ボンっ」って。
気持ちよく花火が上がった所で、「グっさんに拍手〜」と甲斐さん。
盛大な拍手に見送られて退場して行きました。
 そして次がまたまたゲストパート3。いったい誰?と思ったら、泉谷しげると篠原涼子を呼んで「破れたハートを売り物に」。
ラジオで一緒にやりたいって泉谷が言ってたけど、ここで持ってくるとは。
てっきりアンコールにやるのかと思っていた。
篠原涼子は、松藤さんパートでしっかりハモってました。声が通って綺麗なハーモニーでした。
そして、泉谷しげるは少々暴れて下がっていきました(#^.^#)
  最後の曲は「漂泊者(アウトロー)」。この曲は予想していた。
最後の間奏で、突然松藤さんの手からピックが飛んで床に落ちた!
一瞬何が飛んだのかわからなかったけど、すぐ横にあるテーブルからビックを取って弾き続け、そして、最後の最後には松藤さんの弦が切れた!
 曲数は少なかったけど、すごく楽しめた。
甲斐さんもご機嫌で袖へ下がる・・・が、スピーカーにつまづく!おっと〜あぶない〜。
自分のステージだとやっぱり慣れてるのかつまづく事はないけど、前にも何かのイベントでつまづいてたなあ。どこだったっけ。思い出せないけど。
 
 甲斐さんが終わり、次はBaby Booと言うアカペラグループの登場。
ボイスパーカッションの人から目が離せなくなった。すごい人〜。
ハーモニーが気持ちいい。

 そして最後が泉谷しげる。
すごい照明が降りてきて、まぶしくてステージが見えないくらい。
後ろの席から「さすが主催者」と言う声が聞こえた。
え?そうだったの?
そう言えば、甲斐さんも、泉谷さんに呼ばれたって言ってたなあ。
この泉谷が大変だった。
大暴れするし、座ってた私達を立たせてジャンプや縦ノリを要求するし、水はかけるし、ペットボトルは投げつけるし、おまけに一番長いし〜。
以前、泉谷のゲストに甲斐さんが出たときのライブはこんなんじゃなかったけどな。
やっぱりイベントだと思うとはりきっちゃうのかな。
最後はヘトヘトになりながら怒鳴りまくってました。何を言ってるかさっぱりわからない。
だけど、泉谷の投げたピックが足下に落ちて、しっかりゲット!やった〜。

 やっと終わって泉谷が全員を呼ぶ。最年長の泉谷がしきる。
甲斐さんは、キーボードの横にいて前に出てこない。
松藤さんと坂井さんはちゃんと前に出てるのにね。
歌は「春夏秋冬」。
みんな、歌ってるんだけど会場に声が響かない。聞こえるのは泉谷の声ばかり。
歌が終わって、泉谷がメンバー紹介を。その後もダラダラと暴れまくるので、甲斐さんは少々あきれ顔。
もってたマイクを後ろのドラム台へ放り投げ、さっさと退場。(怒ってる訳ではなさそう)
甲斐さんの後に松藤さんと坂井さんも続いてさりげなく退場。まだ他の出演者はステージの上。
そして泉谷のやりたい放題は続く。
最後のしきりは甲斐さんにやって欲しかったな。その方が場が締まったと思う。

 甲斐さんだけが「二度とあの様な事件が起きないように」「復讐や報復からは何も生まれない」と、テロ事件から1年なんだよと言うメッセージを言っていた。
泉谷しげるは「黒いカバン」の歌詞にテロ事件の事を入れて歌っていたけど、怒鳴りながらだからほとんど聞こえなかった。
甲斐さんのメッセージには会場から拍手がおこってました。

 この日の為に友人達とハーモニーホール座間で、宇佐でしか売らなかったアンプラグドTシャツを、”残りわずか!!”と売っていたので、それを購入。
普段の甲斐さんのコンサートでは絶対着れないけど(恥ずかしくて)このイベントではせっかく最前列だし、甲斐ファンをアピールしようとがんばって着ました。
甲斐さんたちは気づいてくれたみたいだったので、それで大満足!